わが青春のPCエンジン(91)「上海」

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上海
(ハドソン)
1987年10月30日/パズル/4500円

 

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1987年10月30日にPCエンジン本体が発売された。
そのとき本体と一緒に発売されたソフトは2本。
ビックリマンワールド」と本作「上海」である。
いまや定番パズルの一つとなった「上海」。
オリジナルは海外のゲームデザイナーであるブロディー・ロッカードが
PLATOという教育向けコンピューターで生み出たもの。
それをアクティビジョンMacintoshなどをターゲットにパッケージ化した。
日本ではシステムソフトがPC88、PC98、X1向けに移植していた。
コンシューマーではこのPCエンジン版が初移植となる。

 

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ゲームを始めると積み上げられた麻雀牌が表示される。
ここから2枚1組で同じ牌を見つけて取り除いていき、
全て無くなるとステージクリアとなる。
ただし、左右両面に隣接する牌があったり、
牌の上に別の牌がある場合は選択できない。
当然ながら、牌の取る順番によっては手詰まりとなるので、
そうならないように考えて取っていく必要がある。

パソコン版はマウスで遊ぶゲームであったが、
PCエンジン版はコントローラでカーソルを操作して遊ぶ。
時間制限などは無いのでそれでも特に不便には感じない。
手詰まりになっても教えてくれないのは不親切かな。

 

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ステージをクリアすると龍の絵が少しずつ見えるようになる。
龍の絵を完成させるとオールクリアかと思われるが、
今回はステージ3まででギブアップ。

テレビゲーム的なギミックは削ぎ落とされた暇潰しゲームとして構成されており、
タイトルの少ない初期の一本としての役割は十分に果たしたと思う。
のちに続編や派生作品をたくさん生み出した「上海」。
本作を今更プレイする意義は薄いかも。

本作をプログラムしたのは「戦国麻雀」を作った人と同一人物。