やっぱりセガが好き第28回「ドラえもん 夢どろぼうと7人のゴザンス」

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ドラえもん 夢どろぼうと7人のゴザンス
(セガ)
1993年3月26日/アクション/6800円

 

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エポック社からスーパーファミコンで「ドラえもん のび太と妖精の国」が発売され、
その1ヶ月後にセガからメガドライブで登場したドラゲーが本作。
このゲームからさらに1ヵ月後にゲームギア
ドラえもん ノラのすけの野望」が登場している。

 

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未知の天体「ワンダー星」からやってきた
ワンダラスとその7人の子分のゴザンスたち。
彼らは子供たちの夢を吸い取って遊ぶのが大好き。

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ワンダラスの作った「ドリームプラネット」は
夢をどんどん吸い込んで大きくなっていく。

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大変だ~!
のび太くん、しずかちゃん、ジャイアンスネ夫たちの夢も吸い取られてしまった~。

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みんなボンヤリしちゃってどうしよう。
ドラえもんはみんなの夢を取り戻しに、
ドリームプラネットに入ったはいいけど大切な秘密道具を落としてしまった…。
ガンバレ、ぼくらのドラえもん!!

 

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ゲームを起動すると大山のぶ代のダミ声で「セ~~ガ~~」としゃべる。
このゲーム最大の見せ場だww

 

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最初にゲームモードを選択する。
うらないを「する」に選択すると、どのモードが適しているか占ってくれるw

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ゲームのタイプを「おたのしみモード」にすると、
ステージが簡略化されたものになり、さらに敵キャラにアタリが無くなる。
幼児向けのモード?
確かに攻略は簡単になるが、いくら何でも敵にアタリが無くなるのはやり過ぎで、
難易度だけでなく面白味も無くなる。(^^;

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しかも「おたのしみモード」だと最終ボスに
「クリアしたければ『ふつうのゲーム』で会いに来い」と言われる始末。
どこを「おたのしみ」すればいいのかわかんない(^^;;

 

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7つのステージを一つずつクリアしていく。
のび太、しずかちゃん、ジャンアン、スネ夫というメンバーは、
ゲーム中まったく登場せず、ドラえもんのみを操作して進める。

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サイドビューのステージをジャンプ&ショットで進めるゲーム。
ショットは敵を倒す事が出来ず、気絶させるのみ。
気絶した敵の上に乗る事も出来る。(挙動は敵により異なる)
高い場所へはしゃがみタメで高いジャンプも可能。

 

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ステージ中、秘密道具を拾うとパワーアップできる。
例えば「コピーロボット」を拾うと一定時間ドラえもんが二人になる。

 

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ステージ端の白いドアに辿り着くとボス戦になる。
ボスとの対戦は「あっち向いてホイ」である。

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ボス戦がジャンケンバトルというのは
セガの「アレックスキッド」シリーズでも採用されているが、
完全に運でしかないジャンケンをボスの攻略に持ってくるのはいかがなものか?

 

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ステージ中の赤いどこでもドアに入ると、ボーナスステージが開く。
このゲームはやたらと残機が増えるゲーム。
あっという間に2ケタ超える(^^;
それだけ死にまくるゲームという想定なのか?

 

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センスを問われるデザインのボスキャラ達との対決は
全て「あっち向いてホイ」w
変えんかい・・。

 

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最後のステージはボスキャラ集合。
いよいよ「あっち向いてホイ」地獄から解放される。

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このときに始まるのが「イスとりゲーム」
最後の1人になるまで続くイスとりゲーム。
まさに文字通り勝ち抜きバトルロイヤルだぜ!!

 

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いよいよ登場する最終ボス「ワンダラス」。
いよいよタイマン勝負か!?
と思ったら・・

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イスとりゲームのタイマン勝負かいっ!!

 

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負けたワンダラスは謝罪。
夢を取り戻したのび太くん達はノーコメントww

 


DIRECTION
TATSUYA ISHII

GAME DESIGN
MIYUKI KURE

MAIN PROGRAM
TAKAYUKI ONODERA

SUB PROGRAM
U・C

GRAPHIC DESIGN
DORAEMON
HIROKI HAYASHI
ENEMIES
MAKOTO TAKANASHI(NEXUS INTERACT)
DEMO
HIROKI HAYASHI
AKEMI WATANABE
STAGE
AKIRA TAKAHASHI
TOMOHARU SAITO
SHIRO ENDO(WINDS)

SOUND
KOICHI SHIMAMURA
ASSIST
CHIKAKO KAMATANI
JUNKO SHIBUYA

MANUAL
TAKAO WATANABE(DEZAIRA)
HAJIME SAKAI

THANKS TO
YOSHIKI OHOKA

PRODUCE
MASATO WATANABE

PRODUCED BY
SEGA ENTERPRISES

 

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このゲームの開発会社は「G-SAT」
その後、メガCDで「いしいひさいちの大政界」を開発した会社だが、
それ以上の情報は無く、短い時期に存在したセガ系の開発会社なのかも知れない。

本作は「おたのしみモード」をわざわざ用意したり、
残機が増えまくる調整がされていたり、
ボス戦がジャンケンだったり、
低年齢層向けを意識した作りのゲームになっているが、
低年齢が遊ぶにしてはすぐに落下死するキビシイ設計で、
このゲームが幼児に向いているとは言い難い。
敵キャラのアタリ無くしたり、残機の増え方で調整するあたり、
幼児への対応が投げやりなんだよね。

 

 


いや・・
そもそも一般の幼児がメガドライブで遊ぶかいっ!!