地方の模型屋

地方や下町にある個人経営の模型屋
入り口は一箇所の狭い扉で、周囲はガラス張り。
そこには様々なプラモの箱が山と積まれている。
店の中を除くと、中もプラモや玩具が山積みで、
プラモの山の中に狭い通路があるような感じ。
俺様はそういう店が大好きなのだが、
それに反してとても“入りにくい場所”だと思っている。
そういう店はだいたい店主一人がワンオペで待機しており、
店の中に入ったとたんにロックオンされている気がする。
ともすれば「何をお探しですか?」などと買い物を催促される。
そういう店に入るときは、何か買うものを決めているわけではなく、
「何か掘り出し物はないかな?」とか
「箱を見ているうちに心を射抜かれる商品があるかもな」
といった思いで入店している。
ロックオンされるととても居心地が悪いし、ゆっくり商品を吟味するのに適さない。
店のレイアウトが閉鎖的なのは万引防止の意味もあるんだろうけど・・。
狙い撃ちで欲しいものがあるときはネットで買うしなぁ。

そういう模型屋の存在自体は好きなので、
もうちょっと客が入りやすい工夫をしないと潰れるんじゃないか?
と心配になってしまう。
プラモ自体はネットで買えるとしても、
あのプラモの箱山に囲まれた空間で買い物できるのはリアル店舗だけだ。

 

はやぶさや模型店