スーパースターソルジャー
(ハドソン)
1990年7月6日/シューティング/6500円
「ハドソン全国キャラバン」って知ってる?
ハドソンが1985年から行っていたゲーム大会のことだ。
最大の特徴は「キャラバン」の名にふさわしく、
北海道から沖縄まで全国各地を巡業していた事である。
各都道府県の政令指定都市にとどまらず、様々な都市で行われていた。
最大は第2回の40都道府県・65会場である。
1985年~1997年のキャラバンでは
毎回「公式ソフト」としてハドソン製のゲームソフトが1本製作され、
そのゲームを用いた大会が行われていた。
1985年は「スターフォース(ファミリーコンピューター)」、
1986年は「スターソルジャー(ファミリーコンピューター)」、
1987年は「ヘクター'87(ファミリーコンピューター)」。
1988年になるとPCエンジンに対応ハードが変わり
「パワーリーグ」がキャラバンソフトとなった。
なんだか「パワーリーグ」だけ「突然どうした?」感が強い。
おそらくは
「『シューティングの大会』ではなく『ビデオゲームの大会』として幅を広げたい」
といった思惑があったのではないかと推測する。
が、翌年から再びシューティング路線に戻った事を考えると、
その試みは不評を買ったのかも知れない。
1989年は「ガンヘッド」。
そして1990年で今回取り上げる「スーパースターソルジャー」が
第6回全国キャラバン公式認定ソフトとなる。
時空新世紀XXX年。
とつじょ現れたブレイン軍に対抗すべく、小型戦闘機『シーザー』が飛び立った。
『シーザー』はブレイン軍を壊滅させ、宇宙に平和をとりもどした。
しかし、4年の時をへて、『マザー・ブレイン』率いる最強の軍団が、
その平和を打ち砕こうとしていた。
宇宙の平和を守るため、改良小型戦闘機『ネオ・シーザー』が今、飛び立つ!
本作はタイトルこそファミコンの「スターソルジャー」の続編の形になっているが、
ゲームの中身はまったく別物になっている。
当時のハドソンゲームは、シリーズモノであっても開発会社をコロコロ変えたり、
ともすれば完成したゲームを
後から別のゲームシリーズに組み込むなんて事も平然と行われていた。
ファミコンの「スターソルジャー」はハドソンの内作だが、
この「スーパースターソルジャー」は、カネコが開発したゲームである。
実を言うと「スターフォース」シリーズって苦手なゲームだったので、
別物になった事は俺様にとってはウェルカムだった。
縦スクロールシューティングで、
ボタンはショットとオプション切り替えの構成。
セレクトボタンでスピード調整もできる。
赤、青、緑、黄のパワーアップカプセルを取るとそれぞれの攻撃に切り替わる。
同じ色を連続で取ると攻撃が強化される。
さらに同じ色を取るとボム攻撃がその場で発生。
ダメージを受けるとパワーアップレベルが落ちていく。
初期レベルでダメージを受けるとミスになる。
それ以外にサブショットとしてホーミングミサイルと自動防御オプションがある。
以上のようなシステム構成は「ガンヘッド」に類似しているが、
ゲームデザインした方が同じらしい。
様々なシューティングゲームで印象的なギミックを
オマージュして散りばめたような内容で、
全体的にまとまりが良いゲームになっている。
最終ステージはお馴染みのボスラッシュ。
GAME DESIGNER
TADAYUKI KAWADA
PROGRAMMER
YAMASAN
SUGISAN
DESIGNER
YOKOCHIN
MARS SAEKI
PROMOTER
MR.AOYAMA
PRODUCER
MITSUHIRO KADOWAKI
PATIENT PRODUCER
RAOH SHIMADA
TECHNICAL ADVISOR
MR.UEYAMA
MUSIC COMPOSER
DR.NAKAHASHI
MR.HOSHI
SOUND
MR.SASAGAWA
MR.HOSHI
LU.IWABUCHI
MR.TAKIMOTO
MR.TAKAHASHI
SPECIAL THANKS
MR.OYAMA
MR.UTOH
MR.MATSUO
MR.TAMITO
DENDEN
MR.MOTOUCHI
MR.HARAKO
MR.OGURA
MR.FUJII
MR.OHTA
Z.ONJI
MR.YASUDA
MISS AKIKO
EWA
HYPER KUMASAN TEAM
FOOTLOSE KAWADA
JIROH.KURUBUSHI
FAW
WAKAGIMI
YOKOYAMA KOUMUTEN
SOUL BEST JAPAN
SUPER SPECIAL THANKS
HIDEO TAKADA
HIDETOSHI ENDOH
AND TOU...
本作はキャラバン用のモードとして本編とは別に
「2分間モード」と「5分間モード」が実装されている。
これは時間以内にスコアをどこまで稼げるか?というモードで、
短い時間でより高度なプレイを目指すのは熱かった。
同人ソフトシューティングでこのモードを模倣するタイトルも多かったね。