わが青春のＰＣエンジン(55)「ガンヘッド」

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ガンヘッド
(ハドソン)
1989年7月7日／シューティング／6200円

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「ガンヘッド」とは、1989年夏に公開された東宝のSF映画である。
「スーパースターソルジャー」という名前で開発していた
コンパイル持ち込み企画のシューティングがあった。
（同名のゲームとはまったくの別物）
「これを映画ガンヘッドのゲーム化という事にしよう」
と決めてしまったハドソン。
かくしてタイトルロゴ以外、
まったくガンヘッドと関係無い内容のゲームが仕上がった。

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映画を観たあとに本作をプレイした俺様は困惑した。
映画は高嶋政宏がガンタンクみたいな
戦車型地上ロボットを操縦して戦う内容だったのだが、
なんでゲームになると
宇宙で戦闘機を操作して戦う内容になってんの！？
映画だと戦う相手は暴走したコンピューターだったけど、
なんで宇宙怪獣みたいなのと戦ってんの！？・・と。

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映画の公開日と合わせて発売したかったんだろうし、
すでに完成していたゲームを
映画の内容に合わせて作り直す時間も無かったんだろうけど、
この内容を許可した方(東宝)も、
この無理矢理な商品を決めた方(ハドソン)も
どうかしてるぜ(^^;;

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それだけならタダの「とんでもゲーム」で話題終了なのだが、
このゲームはとんでもなく完成度が高かった！
コンパイルと言えば「ザナック」や「アレスタ」が有名で、
シューティング開発においては一目を置かれていた。
本作はそんなコンパイルシューティングの粋を結集したゲームだった！

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パワーアップが多彩で面白い。
このあたりはアレスタシリーズに通じるものがあるね。
メイン武器は「I」から「IV」までの番号が書かれたカプセルを取る事で切り替わる。
同じカプセルを取り続けると強化され、被弾すると強化が一段階下がる。
サブ武器も同様にカプセルを取り続けるとその武器が強化されるが、
被弾してもパワーダウンする事はない。
だが違う武器を取ってしまうと初期状態に戻ってしまう。
メイン武器とサブ武器は同じボタンで撃つ。
もう一つのボタンで有限のボム攻撃。

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