地獄めぐり
(タイトー)
1990年8月3日/アクション/6600円
1988年にタイトーがアーケード向けにリリースされた和風アクションゲームを
2年後の1990年にPCエンジンに移植したもの。
開発はアイ・ティー・エルという開発会社。
(2020年現在もまだ現存し、ゲーム機向け「たまごっち」シリーズなどを開発している)
原作となる「地獄めぐり」は、
ゲーセンでもあまり見かけなかったのでマイナーな部類じゃないかと思う。
「妖怪道中記」を思わせる“かわいいPCと妖怪の戦い”を描いているが、
ポップなデザインにメジャー感があった妖怪道中記に比べると、
こちらはオドロオドロしさとポップさが混ざりあった作品だった。
BGMもどんより暗い。
(この世界観設定が本作にマイナーな印象を与えている要因と推測する)
主人公はスキンヘッドのお坊さん「覚蓮坊」。
アーケードでは交互プレイでの2人用があったが、
本作は1人用のみなので、アーケードで登場した2Pキャラ「東仙坊」は幻と消えた。
ゲームがスタートすると地獄の閻魔が乱心したので倒せ的な事を言われる。
魔界村みたいにステージの全景で今いる場所が示される。
無理矢理一枚におさめたような絵でわかりにくい(^^;
ジャンプボタンと攻撃ボタンというシンプル構成。
攻撃ボタンを押すと「魔破珠」という玉が跳ねながら飛んでいく。
アクションゲームには珍しく、この魔破珠は連射可能。
これがなかなか気持ち良い。
(同じタイトーの「ミズバグの大冒険」を彷彿とさせるねw)
ステージ中にアイテムを拾う事で魔破珠は特性を変えたりグレードを上げたりできる。
方向ボタンの下を入れながら攻撃ボタンを押すとスペシャル攻撃が出来るのだが、
これを使うとグレードが一段階下がってしまうのでオススメは出来ない。
今回のプレイでは結局ラスボス戦でしか使わなかった。
方向ボタンの上でハシゴに登る事も出来る。
ハシゴからハシゴに飛び移るときは、
細かいジャンプでハシゴ位置を調整しないと隣のハシゴに届かない。
ステージのどこかにあるお地蔵さんに辿り着くとステージクリアとなる。
ステージ2は船に乗っての三途の川渡り。
いきなり強制スクロールになるの珍しいね。
まだ入り口かよ!
はじめてボスっぽいの出た。
ボスの弾の隙間をジャンプで避けつつ、
連打で魔破珠を吐き出しまくればどうという事はない。
血の池地獄の壁紙ステキ。
氷ステージは滑りがち。
ステージ6は「迷い地獄」。
名前の通り、一本道ではなく、
迷路のようになっている構造で地蔵のいる場所を探す。
「ザ・スーパー忍」の終盤を思い出すね。
いよいよ閻魔大王との対決か?
と思いきや画面の端まで行っても何もない。
墓石を撃ってみると・・
閻魔のいる部屋へワープ!
閻魔をしばらく攻撃していると鵺(ぬえ)みたいなのが正体を現す。
ひぇ~、全然攻撃を当てられんぜ~っ!!
と思ってたら、プレイヤーが龍に変身。
急展開過ぎるw
最後はシューティングっぽい感じになったね。
STAFF
M.FUKAZAWA
H.KATO
H.TAKAHASHI
Y.SUGIHARA
H.ICHISUMI
Y.TAKASU
K.KASUYA
T.KUNIYOSI
K.HIZA
K.SASAKI
H.YAMAMOTO
S.NAKADA
K.KUSATU
スタッフロールに名前しか羅列してないの珍しい(^^;
難しいゲームだったけど、
理不尽に感じる箇所は少なかったかな。
オリジナル版はあまりプレイしていないので違いは気づけなかったが、
ステージ構成は若干違うらしい。