激写ボーイ
(アイレム)
1992年10月2日/アクションシューティング/7000円
アイレムから突然変異的に発売された異色のアクションシューティング。
主人公デビッド・ゴールドマンはロサンゼルス・カメラ・学院の卒業試験として
ステージ上でスクープ写真を撮るという内容。
フィルム数が尽きるか、スクロールの最後まで到達すると集計となり、
スコアが規定数に達していて、指定された写真を撮影できていればクリアとなる。
ゲームがスタートするとステージ上にカメラを構えたデビットが登場。
方向ボタンで彼を操作するのだが、同じ操作で照準も画面内を動く。
(ジャンプボタンが唯一デビッド単独の操作になる)
被写体を照準の中に納めてシャッターを切ると得点が入るのだが、
照準操作と一緒にデビットが障害物にぶつからないように避けなければならない。
(ダメージを受けると一定時間操作不能になる上にフィルム5枚失う)
この仕様が本ゲームをとても難しいものにしている。
ただ被写体を写すだけでも得点になるが、
とあるタイミングでスクープの起こる被写体がいる。
その瞬間を撮影すると高得点となる。
また、特定の被写体は撮影すると追加フィルムを落としてくれる。
フィルムが尽きるとノーダメージでも強制終了してしまうので、
無駄にシャッターを切らずに追加フィルムを集める事も重要だ。
(最後の集計で余ったフィルムはスコアに加算される)
このようにしてフィルムを効率的に使いつつ、
スコア効率の良い被写体を確実に撮影する・・
そういったゲームなのである。
このゲームをプレイすると本作が亜流のガンシューティングである事に気づく。
横スクロールしながら撃ち進む感覚は「オペレーションウルフ」を思わせるし、
照準とキャラクターを一緒に操作するという意味では、
ネオジオの「NAM-1975」や
アーケードの「ブラッドブラザーズ」などが感覚的に近い。
のちにスーパーファミコンで発売される「ワイルドガンズ」とか。
被写体の出現パターンを覚えないといけないので、
トライ&エラーが前提のゲーム設計になっている。
ステージ再挑戦は無制限にできる。
ステージの舞台や登場する被写体などが面白く、パロディ精神も満載。
ステージ順にご紹介していこう。
ステージ1「ストリート」
クララが立った!
ゲーム&ウォッチの「ファイア」だねw
ステージ2「ダウンタウン」
世界のスーパースター!マイコォ!
ステージ3「遊園地」
スピルバーグ作品も!?
ステージ4「海」
「およげ!たいやきくん」そのまんまだけど、
これよく大丈夫だったな・・(^^;
ステージ5「美術館」
モアイの口から輪っかが・・
何気に名画がよく描けてるw
ステージ6「シーサイド」
エロス!
ステージ7「お化け屋敷」
またマイケルでてきたww
ステージ8「西部劇」
(特に面白いネタ無かったので画像撮るの忘れたw)
ボスステージ「もぐら叩き」
校長が「次はワシが相手だ」とい言うから
「へ?相手とは?」と思ったらミニゲームチックなのが始まったw
校長が出現する窓に素早く正確に照準を合わせてシャッターを切らないとならない。
超難しいんですけど~って思ってたんだけど、
シャッターを連打で切り続けるとゲームがコマ送りになるので、
簡単に被写体をとらえられる事が出来るという攻略法を発見してしまう(^^;
(このステージはフィルム無制限)
ゲーム を かんがえたひと
おおくぼ りょういち
ながしま まさと
さかい かずひろ
プログラム したひと
おおくぼ りょういち
さかい かずひろ
え を かいたひと
ながしま まさと
よしだ たかを
つじもと ふみこ
かさはら けん
おんがく を つくったひと
おおくぼ たかね
アドバイス したひと
よしおか もとゆき
さいとう たかひろ
のでら まさり
たかはし ゆきお
プロデュース したひと
よしおか もとゆき
さかい かずひろ
このゲームの開発会社は、
スーパーファミコンの「いただきストリート2」や
SIMPLEシリーズ「THE 推理」「THE 監察官」などを開発したトムキャットシステム。