8bit時代のノーブランドディスク

88は5インチの2Dディスクが主な記録メディアだったわけだが、
学生だった貧乏な身分の我々。
メディアを大量に使う人間は“ノーブランド”のディスクをたびたび購入していた。
ノーブランドは言葉の通り“メーカー記載のないディスク”の事である。

何もシールが張られていない黒いディスク、
何も書かれていない白いだけのエンベローブ、白いボール紙のディスクケース、
それをビニールで包装してあるものが代表的なノーブランドのディスクである。
俺様の記憶が正しければ10枚パッケージで300円ぐらいだったと思われる。
(3MやTDKなどのブランドディスクは1000円弱だった)
ブランド名が無いだけでそんなに値段が違うのならお徳じゃないか?
と思われるだろう。
だが品質が明らかに違った。(^^;
ノーブランドのディスクはドライブに入れると
シャリシャリシャリとゴキブリが這っているような音がした。(^^;;
大事なデータが入ったディスクがパソコンの中で削れていってるんじゃなかろうか?
と不安になったものである。
また、10枚に1枚の確率で読み込み不良のディスクがあった。(爆)
なので俺様の場合。
大事なデータはブランドディスクに、
どうでもいいデータ(笑)はノーブランドに入れるようにしていたものだ。

困った事に製品となっているゲームソフトでも
ノーブランドを使ってパッケージしているものがあった(--;
(シャリシャリ言うのですぐバレるw)
コストダウン対策だろうが、
高い金出して買ってるんだから長期的な品質の事も考えてくれよと憤慨したもんだよ。

 

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こちらは、もう5インチ2Dの需要が世の中に無くなり始めた頃、
保存用に店頭在庫を購入しておいたもの。
580円の値札が貼られている。
おそらくこれが5インチ2Dのブランドディスクにおける底値だったのだろう。
(こちらのディスクは2DDだが、2DDもフォーマットすれば2Dとして使えるのだ)