発売元:アスキー
発売時期:１９８７年７月
定価:６８００円
機種:ＰＣ８８０１mkIIＳＲ
(そのほかFM-7など)
～紹介～
なぜか唐突にアスキーから次々と発売されたカプコン移植シリーズ第３弾。
（他は『１９４２』と『戦場の狼』）
いずれも移植に成功したとは言い難く、シリーズ(？)はこれ以降続かなかった。
特に『魔界村』はゲームの内容的に考えても
８８に移植するのは無謀ではなかっただろうか？
そんな不安感いっぱいにディスクを起動させたのだ。
横滑りする移動、黄色い単色の地面、横に並ぶとチラつく敵キャラ達…。
本作の１年前に発売されていたファミコン版『魔界村』を遊んだ後にプレイするには
あまりにショッキングな内容だった。
だがあれから２０年弱経過した今プレイしてみると、
なかなか関心させられる内容である事に気づいた。
８８が苦手とするジャンプ＆アクションというジャンルのゲームを
なるべく忠実に再現しようと努力しているのだ。
俺様は『魔界村』が大好きなので、
攻略の手順やタイミングが手に馴染んでいる。
その馴染んだプレイ感覚が本作でもちゃんと使える。
それは原作の配置やタイミングをトレースしようとした努力の賜物ではないだろうか？
レッドアリーマー戦ではちゃんと苦戦するし。
８８の限界を考えれば途中のステージが省略されていたり、
変形していたりしても仕方ないと思うが、
今回プレイした範囲内ではそのような大きな変更点は見られなかった。
これは『魔界村』が好きな人が作ったのかも知れないね。
～解体～
テンキーの左右で主人公のアーサーを移動させる。
下ボタンでしゃがみ。上下でハシゴの昇り降りをする。
Ｚキーでジャンプ、Ｘキーで武器を投げる。
ときおり出現する武器を取ると攻撃が変化する。
まぁ、アーケード版と一緒って事。（＾＾；
ジョイスティックにも対応している。
～攻略研究～
オリジナルの『魔界村』では、
効率良く敵を倒さないとすぐ追い詰められるが、
本作ではそんな事はない。
むしろ単体の敵にこだわっていると死亡率が上がるｗ
難易度の高い場所では、軸の異なる敵はどんどん無視して先へ進もう。
処理が追いつかず、アーサーまで攻撃が届かない事が多いのだ(爆)。
サイクロプスなどは、追ってこないところまで逃げて
遠巻きに攻撃を当てていれば割と簡単に倒せる。
