パーティークイズ MEGA Q
(セガ)
メガドライブ/1993年11月5日/クイズ/6800円
本作を開発したのは「港技研」という会社。
この会社はアーケードで
「ずんずん教の野望」という奇抜なゲームを開発したところで、
コアランドという会社にいたスタッフが在籍していたらしい。
コアランドは「ペンゴ」とか「ごんべぇのあいむそ~り~」とか出してたね。
のちにバンダイが子会社化して「バンプレスト」になった。
勝手な妄想だけど、「ごんべぇのあいむそ~り~」とか作ったセンスの人達は
「バンプレスト」じゃなくて「港技研」に行ったんじゃないかと。(^^;
そんなナナメ45度のセンスを良い方向に使ったゲームが
この「パーティークイズ MEGA Q」では無いだろうか。
クイズゲームは仕組みよりも演出が要だからね。
さて、本作の話をする前にとある周辺機器の話をしよう。
1993年4月23日。
セガタップという周辺機器がメガドライブ向けに3000円で発売される。
これを使う事によって3人以上で遊ぶゲームプレイが可能になるという代物。
だが考えてみてくれ。
任天堂じゃないんだぜ?
セガのハードでみんなでワイワイ遊ぶゲームなんて出ると思う?(爆)
案の定、セガタップ発売日に対応ソフトは何一つ出なかった(^^;
そんなハード出されても販売店は困るだろと思うのだが、
それがセガなんだから仕方ないw
以後のセガタップ対応ソフトは以下の通リ。
1993年6月18日、Jリーグプロストライカー。
1993年7月16日、ダイナミックカントリークラブ。
1993年9月17日、ガントレット。
1993年10月15日、コラムスIII対決!コラムスワールド。
5ヶ月目にしてようやく「ガントレット」という
4人で遊ぶ意義のあるタイトルが出た。
この状況からもお分かりのように、
メガドライブにはパーティゲームと呼べるものは皆無だった。
そんな中で登場したのが本作「パーティークイズ MEGA Q」なのである。
本作はテレビのクイズ番組のような進行で遊ぶクイズゲームだ。
5人が参加して優勝を競う設定で、それぞれをプレイヤーが担当する事ができる。
(エントリーしなかった枠はCOMキャラとなる)
司会のタイガー厄斗さんの進行で様々なバリエーションの四択クイズを回答していく。
この進行が軽快でダレる事無く進んでいくんだ。
途中に提供表示があったり・・
CMが流れたり・・
といった演出も楽しい。
「早押しクイズ」と「全員回答するクイズ」が基本で、
問題文が見にくくなっているもの、得点をBETして稼ぐもの、
ジャンルを選択するもの・・などがある。
優勝すると、タイムアタッククイズが待っている。
正解した数により貰える賞品が変わる。
もちろん本当に貰えるわけじゃないが、
TV番組に参加している気分になれて楽しい。
本作は1人でも遊べるが、やはり人数を集めて遊ぶ方が楽しいだろう。
誰でも遊べるルールだし、ショートスパンでゲームが終了するし。
パーティゲームとしてとても優れていると思う。
ただパーティゲームの少ないメガドライブで、
このゲームのためだけに
メガアダプタとコントローラを人数分揃えるのはコストが高かった。(^_^;
~スタッフ~
企画構成
新村猿王
チーフディレクター
コッキー富岡
美術
アギー夢子
作曲・編曲・音響
むらさき しんのすけ
問題作成
芽寺覇友妻
福留 朗
千葉わかば
橘 輝
奥原亜紀
北原天気
ジャビット関根
詩
6月の死神
製作協力
港 研一
幸崎ポン
協力
若草 恵(イマジン)
衣装協力
ゾンビーノ洋品店
ブティック かめやま
かつら
にせのあきら
照明
巴 なげ
御邪 まむし
技術
田葉ヤン
大道具
いひかはひれはれ
脚本
中村乙彦
タイムキーパー
新潟哲王
題字
唐頭平八郎
殺陣
中島貞治剣友会
方言演出
どん笹川
出前
更科電人
ヨシーダー
演奏
YM2612
AD
68k&Z80
賞品提供
NASU航空局
SEGA
JJTB
中古車ノア
ピッグカメラ
大場自転車
金物山田
権左衛門パン
出演
TVの前のよいこ達
制作
チャンネル13
創造主
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