続・果てし無き旅路(4)

何はともあれ目的地についた。
「夏と言えば海水浴」我が家の家訓である。
トンネルを抜けるとそこは・・

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極楽浄土のごとし!

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・・ってあれ?
泳いでる人、誰もいなくない?

それもそのはずであった。
この日はちょうど台風10号が日本海側を通過しており、
気温も低く、とても海に入る気候では無かった。
実を言うと先程から雨も降ってきている(^_^;
だがこのまま同じ道を5km戻るのは口惜しい。
 

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さっぱ船に乗って「青の洞窟」が拝めるという事で、
俺様はそれに乗り込む事にした。
「青の洞窟」という名称は聞いた事があると思うが、
海に面した洞窟で、光の反射により海面が青く輝く状態になるという。
イタリアや沖縄が有名だ。
そんな「青の洞窟」は宮古にもあった。

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救命胴衣とヘルメット、かっぱえびせんを貰っていざ乗船である。

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洞窟が近づいてくる。
洞窟内ではどんな冒険が待っているのか?
ドキドキが止まらない。

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数メートルほど進むと小さな穴から波しぶきがブシャーッ!!
「あの波を見れると願いが叶いますよー、ラッキーですねー!」
え?洞窟ってこれで終わり?
「青の洞窟」って言うより「青の窪み」なんだが・・。
ところで“青”ってどういうこと?
「船の後ろをご覧ください」

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「はい、光が反射して青く見えますねー、良かったですねー!」
ま、まあ、青いっちゃ・・青いね・・。

青の洞窟自体はすぐ終わっちゃうスポツトだったけど、
スタートから戻ってくるまで、
ずっと船にウミネコが群がって間を埋めてくれる。
ウミネコ好きにオススメだよ。

 
雨が激しくなってきたので傘を購入して宮古駅周辺まで戻る。
今日の晩酌はこちらでとる事にした。

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「酒と肴 千」という居酒屋。
まずは生ビールを飲みながら作戦を練る。

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お通しは「つぶ貝わさび」かな?
場所柄的に魚介縛りの方が良いだろう。
まずは1人前で「刺し盛り」を頂く。

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刺し盛りは可もなく不可も無くだったかな~。
もうちょっと近海で捕れたものをセレクトして頼めば良かったかな。
ビールは一気に空けて早々に日本酒突入。
ここの店は日本酒2合からなんだな。
まずは「堀の井 純米吟醸岩手県紫波郡のお酒。
純米吟醸でもわりと辛口なんだね。
 

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「あさりの酒蒸し」が到着。
美味い!
やっぱり土地のポテンシャルを発揮するのはだな~。
日本酒にもバッチリ合う!
ワカメと絡めてアサリをぱくり。うーん、最高。
次の日本酒へ。
地元宮古市のお酒「男山フェニックス」
こっちは結構甘い!

 

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「きちじの唐揚げ」が来たよ。
きちじとはカサゴカサゴ亜目フサカサゴ科に属する深海魚。
北海道では「キンキ」と呼ぶ。
おろしポン酢につけて食べる。
身は少ないけど、ヒレがバリバリとした食感で香ばしい。
これは酒のつまみだな!

なんだかお腹いっぱいになって来ちゃった。
俺様、食が細くなったなぁ~。
シメに「エビ天巻き」を頂く。

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揚げたてサクサクのえび天が面白い。
巻き寿司の概念が広がった。

さて今宵もまた部屋で続きの酒をダラダラと。

 


旅路はつづく。