続・果てし無き旅路(1)

読者諸兄は覚えているだろうか?
3年前の2016年夏。
会社が倒産し、風来坊となった俺様。
あてのない旅に盛岡までやってきたが、
大型台風の接近によりわずか一泊で帰る事になってしまった事を(^_^;)
あの日以来、岩手県には大きな心残りがあった。
特に予定していながらいけなかった龍泉洞にはぜひ行きたい。
一先ずは盛岡駅周辺に宿を取り、龍泉洞までバスで大復する事にした。
盛岡駅から龍泉洞まで片道2時間14分かかる。

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盛岡駅に着き、長旅のために充電スポットへ移動。
そのとき、恐るべきトラブルが発生した・・。
スマホの充電端子を接続するコネクタが突如・・死んだ・・。
通常時はコネクタに差し込むとカチッと固定されるのだが、
固定部がバカになっていて、挿してもフワッと外れる。
強引に押さえても充電はされない。
充電容量は残り48%。
これは緊急事態である。
この充電が切れたら、写真が撮れなくなるだけでなく、
泊まるホテルの名前も場所も、時間すらもわからない旅になる。
龍泉洞へのバスに乗るのを取りやめ、
まずコンビニでペンメモ帳、そして爪楊枝を買った。
なぜ爪楊枝かというと、
以前にコネクタにホコリが詰まっていて同じ症状になった事があったからである。
それならば爪楊枝でほじくり出せば治る。
結果は何も詰まっていなかったが・・。
次に俺様はスマホに記載した旅の情報を手書きでメモ帳に書き写す事に。
宿泊先の名前や地図など最低限旅が続けられる情報だ。
そうこうしているうちに昼近い時間になった。
とにかくランチを取ろう。
落ち込んだままやってきたのは、盛岡冷麺発祥の店「食堂園」

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とにかく美味いものを食べて元気になろうってわけさ。
俺様はカルビセット盛岡冷麺を注文。
まずはカルビセットがやってくる。

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カルビ肉にカクテキ、卵、ライス、ワカメスープのセット。
このカルビ、脂がのってて超美味い!
焼いたカルビを溶き卵に潜らせて、ライスに巻いて口の中へ放り込む。

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うむっ!まさに至福のひととき。
ビールも進むよ。

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肉の2枚目を食べようとしたときに冷麺が到着。

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カルビセットを平らげてからゆっくり冷麺を攻略しようかと考えていると、
「冷麺はすぐのびちゃうのでお早めにお食べ下さい」とのこと(^_^;)
仕方なく、冷麺から先に食べる事に。
うん、やっぱり盛岡冷麺この麺のシコシコ感がたまらんね。
スープの酸味と辛味のバランスも良い。
ただこの上に乗った脂のない固い肉だけは必要性がよくわからんかった。


腹も満たされたわけだが、これからどうするか?写真ももうすぐ撮れなくなるし。
時間潰しに入ったゲーセンには昔ながらのビデオゲームが一台も無くて
ろくな時間潰しにならなかったし。

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目的もなく盛岡の街を散策する俺様。
盛岡の街には変な名前を掲げる店舗が多い。
それを少しだけご紹介。

 

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いや、巨匠の名前!
アルファベットで書いたらあかんやろ!

 

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盛岡の「ぶす」の定義!

 

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メニューの説明を「うしろの百太郎」風にすんなやっ!

 

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いや、北条司のセンス!

 

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「&」を入れたかて誤魔化されへんで!

 

そうこうしているうちに、
なんとスマホ即日修理します!」なんていう看板を発見!
藁にもすがる思いで店内に入ると奥から
金髪のファンキーな格好の兄ちゃんが登場。
状況を説明すると「それなら部品在庫あるんで1時間で治りますよ」との事。
神っ!
1時間後に取りに行ったら本当に治っていた。
修理費9000円。
旅路の初日に予定外の9000円は痛かったが、
これでまだ旅が再開できる。
だがもう龍泉洞には行けなかった。
この時間に向かったら戻ってくるバスが無いのである( ;∀;)
俺様が龍泉洞に入るのを拒む見えない力が働いているのかも知れない・・。

 


旅路はつづく。