重箱の隅をつく企画『クロマティ大集合』

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俺様は最近めっきり野球ゲームを遊ばなくなった。
野球ゲームって昔はもっとシンプルで遊びやすかったと感じる。
コースの読み合いとかリアルなプレー再現とか、
野球ファンが実際の野球とシンクロ出来る表現は今の野球ゲームの方が上だろう。
だが、昔の野球ゲームは野球ゲーム独自の世界が構築されていたような気がする。
野球と野球盤は全然違うものだが、野球盤に独自の楽しさがあるのと一緒だ。
他の多くのゲームがそうであったように、
“シンプルな楽しさ”は様々な要素を加味していく事で失われていった。
そしてプロ野球界がそのキャラクター権を主張してきた事で
その流れに拍車がかかったのである。
様々な会社が試行錯誤してきた野球ゲームは、
その権利を得た一部の会社だけが作るようになり、方向性も狭まってきたのだった。

そんな野球ゲームの歴史の分岐点をとある特徴で分ける事が出来る。
それは『実名時代』『非実名時代』だ。
昔はほとんどが選手を『非実名』で表現していた。
各社はそれぞれ実際のプロ野球選手達を想像できるように名前をもじって登場させた。
それではそんなゲームに最も多く登場したのは誰だろう?
今回の企画で名を挙げさせてもらったクロマティ選手は
そんな最多登場選手の一人ではないだろうか?

そんなクロマティ選手をモデルとしたであろう
ゲームキャラの名前と打率をここに一挙公開しようと思う。
各社が工夫してクロマティという名前をどのようにもじっているのか?
そしてどのゲームがもっともクロマティを(打率という数値で)評価していたのか?
をお楽しみ頂ければと思う。

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ウォーレン・リビングストン・クロマティ
1953年9月29日生まれ。
アメリフロリダ州出身。
1984年年から1990年までの6年間、
読売ジャイアンツに在籍した外野手である。
日本での通算成績は、779試合で打率.321、本塁打171本、打点558である。
日本で最も長く愛され続けた助っ人外人ではなかろうか?

 

 

以下はクロマティをモデルとした選手が登場する野球ゲームである。

 


クロチャン
1985年/打率.302/背番号:3番
ビクトリアス・ナイン/ニデコムキャリー/PC88

くろまて
1986年/打率.326/背番号:3番
プロ野球ファミリースタジアムナムコファミリーコンピューター

クロウ
1987年/打率.324/背番号:4番
プロ野球ファン/日本テレネット/PC88

くろまて
1987年/打率.308/背番号:3番
プロ野球ファミリースタジアム'87/ナムコファミリーコンピューター

クロダ
1987年/打率.325/背番号:5番
エキサイティングベースボール/コナミファミリーコンピューター

クロマテ
1987年/打率.360/背番号:4番
燃えろ!プロ野球ジャレコファミリーコンピューター

くろまてぃ
1987年/打率.300/背番号:3番
Mr.プロ野球クリスタルソフト/PC88

くろおう
1988年/打率.326/背番号:3番
ホームランナイター/データイーストファミリーコンピューター

こらまて
1988年/打率.340/背番号:3番
究極ハリキリスタジアム'88/タイトーファミリーコンピューター

しろまて
1988年/打率.300/背番号:3番
燃えろ!プロ野球'88 決定版/ジャレコファミリーコンピューター

くろまて
1987年/打率.300/背番号:3番
プロ野球ワールドスタジアムナムコ/PCエンジン

クロマテ
1989年/打率.382/背番号:4番
カプコンベースボール/カプコン/アーケード

くろまち
1989年/打率.333/背番号:5番
超人ウルトラベースボールカルチャーブレーンファミリーコンピューター

クロマチ
1989年/打率.333/背番号:5番
エモやんの10倍プロ野球(セ)/HECT/ ファミリーコンピューター

コラマテ
1989年/打率----/背番号:5番
ファミコン野球盤/エポック社ファミリーコンピューター

くろます
1989年/打率.310/背番号:5番
ファミスタ'89 開幕版/ナムコファミリーコンピューター

まてっつーに
1989年/打率.400/背番号:5番
激闘スタジアム/テクモファミリーコンピューター

くろます
1989年/打率.346/背番号:5番
ファミスタ'90/ナムコファミリーコンピューター

くろまて
1989年/打率----/背番号:5番
究極ハリキリスタジアム 平成元年版/タイトーファミリーコンピューター

クロマテ
1989年/打率.333/背番号:3番
新 燃えろ!プロ野球ジャレコファミリーコンピューター

くらまちい
1989年/打率.321/背番号:3番
メジャーリーグアイレムファミリーコンピューター

シロマチィ
1990年/打率----/背番号:5番
ベストプロ野球II/アスキーファミリーコンピューター

くろまち
1990年/打率.310/背番号:5番
バトルスタジアム/IGS/ファミリーコンピューター

くろます
1990年/打率.294/背番号:3番
ファミスタ'91/ナムコファミリーコンピューター

くろもてい
1990年/打率.378/背番号:3番
ホームランナイター'90/データイーストファミリーコンピューター

しろまて
1990年/打率.387/背番号:5番
燃えろ!プロ野球'90 感動編/ジャレコファミリーコンピューター

しろまて
1990年/打率----/背番号:5番
日本一の名監督/アスミック/ファミリーコンピューター

くろうま
1991年/打率.313/背番号:3番
究極ハリキリスタジアムIII/タイトーファミリーコンピューター

 


結果が出た。
最も打率の高いクロマティもどきは…
打率4割の『激闘スタジアム』所属“まてっつーに”だ!
ちなみに最も多い名前が初代ファミスタで有名な“くろまて”。
だが驚きの事実。ファミスタの代名詞とも言うべき“くろまて”だが、
ファミスタ'89 開幕版』から“くろます”に変わっていた!
まあ、それにしても色々な名前をつけたもんだな。
『エキサイティングベースボール』の“クロダ”って外人選手とは思えんし。(^_^;
ファミコン野球盤』の“コラマテ”も飛び過ぎだな。(笑)
しまいには『究極ハリキリスタジアムIII』の“くろうま”って。(爆笑)
ここは怒っていいぞクロマティ。(^^;


さて、重箱の隅をつつくゲーム企画第一弾いかがだっただろうか?
今後、さらにクロマティ登場ゲームを見つけたら、
この記事を更新していきたいと思う。