バットマン
(サン電子)
1990年10月12日/アクション/6500円
サン電子と言えば、様々な機種でバットマン版権のゲームを製作し、
そのダークな表現で評価を受けている。
本作はPCエンジンで提供されたそんなタイトルの一本。
バットマンゲームはほとんどサイドビューのアクションとして作られいたが、
本作はなぜかトップビューで、
ステージ中のアイテムを全て集めればクリアというオールドスタイル。
本作発表時には雑誌でサイドビューアクションとして掲載されており、
何かトラブルがあって大変更があったものと思われる。
バットマンの操作は4方向に移動する事と、バットラングを投げる事のみ。
ステージ中にはジョーカーの部下達が配置されており、
バットラングを当てると気絶する。気絶した敵に体当たりすると吹き飛ぶ。
ただし敵は別の場所で復活するので、バトルはルート確保として行う。
「平安京エイリアン」の「穴を開けて埋める」に相当するアクションだが、
バットラングは連射可能なので、ゲームデザインとしては要素が足りない。
ステージは全5ステージで、
ステージごとに「毒薬の回収」「絵画の落書き消す」「爆弾設置」「風船排除」
と目的が異なるが、いずれもその箇所に移動すれば達成できるので、
実のところゲーム性に変化は無い。
このゲームはステージクリアごとにビジュアルシーンが挟まるのだが、
これらのデキがもの凄く良い。
映画の映像を下敷きにしているとはいえ構成力が光る。
このゲームはむしろこれらを見るために存在していると言えるw
ステージ5はボス戦となるのだが、
チマチマしたキャラそのままに無理矢理バトルするw
なんだか愛おしい。
最後はジョーカーがビルから落下して終劇。
PROGRAMMER
EGRESS
TEN POINT
DESIGNER
MR CB
KAMOV BIS
BOGAAAN
MUSIC
N HARA
SOUND
N MOROTA
S SEYA
SUPERVISOR
EGUCHI
PRODUCER
CHO MU SOU