ケンカ最強と言われた昭和のレスラー、
ケンドー・ナガサキの自伝を読んでみた。
仕事、金、女・・・
世界を渡り歩いた“喧嘩屋”のセメント告白録!
なんていう刺激的な煽り文句が表示に踊るが、
中身を読んでみるとケンドー・ナガサキさん自身は
常識的な感性を持っていたレスラーじゃないか?
まわりの人達がおかしいだけで。
前半のアメリカ放浪時代とSWSに関わって以降の色合いが違い過ぎて衝撃。
日本のプロレスはやけに生々しい。
SWSの破天荒な金の使い方。
武藤を引き抜こうとして坂口社長(当時)から
「こういうことはやめて欲しい」とクレーム受けたのに、
すぐあとに「武藤がダメなら藤波が欲しい」と動いてしまう田中社長も破天荒だ。
ケンドー・ナガサキの後半戦は
こういう人達に振り回されたレスラー人生だったんだなぁ。