例えば劇場に映画を観に行ったら、
どんなにつまらなくても最後まで観るだろう。
映画通が「開始5分で席を立ったよ」なんて言う事があるけど、
あれたぶんカッコつけてるだけだと思うw
映画なんて最後までみないと評価は不可能だし、
前半つまらなくても後半面白くなる映画だっていくらでもある。
ではゲームはどうだろう。
ゲームだって提供されたパフォーマンスを全て体験しないと評価は難しい。
また、前半つまらなくても後半面白くなるゲームだってたくさんある。
だが映画に比べてゲームはあきらめやすい。
それはなぜか?
ゲームが双方向性のコンテンツだからだ。
映画ならどんなに苦痛でも2時間我慢していれば全貌を認識できる。
だがゲームは自分で乗り越えなければいつまでたってもそれは達成できない。
達成されるまで永遠の苦痛を味わい続けなければならない。
唯一許された(クリア以外の)脱出方法が「プレイをやめる」という行為だ。
「達成するか?」
「あきらめるか?」
ゲームは最初からその2つの選択肢を用意されたコンテンツなのである。