「北斗の拳」ゲーム化問題について


北斗の拳のゲームは過去に様々なメーカーから様々な形で登場している。
アドベンチャーゲームから始まり、横スクロールアクション、RPG、格闘ゲーム
3Dアクションゲーム、パンチングゲーム、タイピングゲーム、MMORPG、
無双シリーズソーシャルゲーム、麻雀ゲーム。
だが全てが成功しているとは言い難い。
むしろ失敗ケースの方が多いように思える。
それはなぜか?
ズバリ、北斗の拳の舞台設定はバリエーションに乏しいのだ。
北斗の拳は核戦争後の廃墟の世界。
どこに行っても代わり映えのしない荒野。
だからフィールドマップを練り歩くようなゲームは最も向かない。
ガンホーから出ていた「北斗の拳オンライン」が大惨敗したのも
これと無関係ではあるまい。
 
さて、3月8日に発売が予定されているセガの「北斗が如く」。
同社の「龍が如く」のシステムに北斗の拳をコラボさせたタイトルである。
龍が如く」と言えば、新宿などのリアルな街並みを再現し、
その雑多なカオス感を楽しむゲームである。
それが砂塵に埋もれた廃墟の街だったときに、本当に楽しいのか?
もし前述した部分が克服されていたら北斗ゲーム史上大きな功績となるだろう。
楽しみに待ちたい。