会津若松道中記(2)

若松城を後にした俺様。
時間はすでに16時を過ぎている。
七日町通りを通過しようとしたとき、
昭和なつかし館なる店を発見。

中に入ってみると、そこは日本のアンティークショップのようだった。
2階への階段には「ここより先は入場料200円頂きます」と書かれている。
ここで引き返してしまったら
トム・クルーズに「アドベンチャー魂はどこいった?」と叱られるだろう。
俺様は料金を支払い、悠々と階段を登る。
2階にはなんと昭和の町並みが広がっていた!





いや〜、素晴らしい。
似たコンセプトは「新横浜ラーメン博物館」などでも見れるが、
この狭いスペースに凝縮しているところがまた素晴らしいのだ。
空間芸術なのだ!
ちなみに1階には素敵な庭が眺められる居間もありました。


さては店主、凝り性だな。
 
空も暗くなってきたのでこの日の宿へ。
お世話になったのは「料理旅館 田事」さん。

昨日は居酒屋で飲んだので、今日は旅館呑みでのんびり行こうってわけよ。
ここは昔ながらの日本の旅館。
お風呂は泊り客ごとに順番に入る家族風呂。
温泉ではないけど、大きな檜の浴槽に一人で浸かる贅沢を堪能。
一番風呂いただきました♪
この旅館は海外のテレビ番組でも紹介された事があるらしく。
外国人客も多く集まるらしい。
そのときに風呂のお湯を全部抜かれる騒ぎもあったらしい(^^;
文化の違いって大変だねw

浴衣に着替えてゆったりお食事。
囲炉裏のある部屋に移動し、じっくり焼ける鮎を眺めながら進める。

まずは生ビールで喉を洗いながら、少しずつつまんでいく。

どれもお酒に合いそうなものばかりなので日本酒のために少しずつ残して行くぜ。

馬刺しは間違いない美味さ。

どれも酒に合うなぁ。
ビールを早々に片付けて純米大吟醸「末廣 玄宰」、
純米吟醸「鶴乃江 ゆり」と繋いでいった。
そうこうしている間に揚げ立ての天ぷら到着。

里芋の天ぷらかな?と思って口に入れたら甘い!!
これはご当地名物の「まんじゅう天ぷら」だ。
不思議な感覚の天ぷらだなぁ。
 

いよいよ焼けてきました子持ち鮎。
これの食べ方は身の上部を開いてそこに特製ダレを投入。

あとは一気に頭からガブリ!
骨も一緒に食べられる。
美味いなぁ。
なんて繊細な食べ物なんだろう。
裏話をすると、この鮎は遠方から取り寄せてるらしい。
福島県の鮎は昔有名だったんだけど、
東日本大震災セシウム汚染にあって獲れなくなったとのこと。
最近はやっと復活したものの、やっぱり数が少なくて手に入らないんだとか。

日本酒が終わりを告げる頃に出てきた銀シャリと味噌汁。

染みわたるなぁ〜。
そしてこのジャガイモの田楽がまた美味い!!
 
部屋に戻り布団にゴロン。
近くの地酒屋で買ってあった純米酒会津の夢」をお供に
ダラダラと部屋呑みしたよ〜。

外は雪が降り始めてる。
旅館呑みの旅もいいなぁ〜。


〜つづく〜