新潟道中記

カレーを食べに新潟市へ行ったのは先日話した通り。
だがただカレーを食べるだけで帰るのでは割高過ぎる。
そこで新潟のスポットを巡る事にした。
その日の仕事を終え、職場から直行して深夜バスで新宿バスタから出発した俺様。
乗車5時間強。バスの中でじっくり眠るつもりが、
尻の痛みで全然寝られず!
新幹線の半額以下で行けるものの、翌日の体調への影響なども考えると、
これデメリットの方が大きいぜ(^^;
 
到着したのが明け方6時ちょっと前。
観光スポットを巡ると言っても、
この時間で空いてるスポットと言えば神社ぐらいしか無いだろう。
新潟駅から海側に出るとやたら神社が多いのはご存知だろうか?
歩いて巡った神社はコチラ。


浦原神社
 

沼垂白山神社
 

乙子神社
 

三社神社
 

金比羅神社
 

戸隠神社
 

住吉神社
 

新潟縣護國神社
 
海側にある神社に共通する特徴は、
海難避けの神社が多かった事だ。
津波とかが怖いのは太平洋側のイメージあったけど、
実は日本海側も大津波が起こりうるリスクを抱えているみたいだ。
 
神社巡りで20kmほど歩いていたそのとき、俺様の身にトラブルが発生した。

靴底が取れた・・。
急遽、新潟市街へ戻る事に。
厚い靴底を失った片足はただのメッシュ地。
それで雨水で濡れた路面を歩くとあっという間に靴の中がズブズブに・・。
さ・・寒い・・。
20kmの道のりをこの状態で歩き、やっと市街地で履き替える靴を購入。
九死に一生を得たのだった・・。
 
だがここで足が負傷していた事に気づく。
右足の親指付け根に痛み。
どうやら不自然な状態で長距離歩いた事でおかしくしてしまったようだ。
ここからは車を使って移動する。
 
やってきたのは鳥屋野逆ダケの藪

国指定天然記念物にも認定されている逆さ竹。
逆さ竹とは枝が逆向きに伸びている竹のこと。

この竹林全てが逆さ竹というわけではなく、
普通の竹の中に混じっている感じ。

それにしても竹林の中に入ると不思議な感覚にとらわれるなぁ。
ここだけ異世界というか、異空間に迷い込んだというか、マクー空間というか。

 
心が洗われた気がするので、今度は体を洗うためにかのせ温泉 赤湯へ。

体を洗ってお湯につかる。
「うぎゃーーーーーっ!!!!!」
超熱い!!
源泉掛け流しのお湯は、ラーメンのスープに足を突っ込んだかのようだ!
あとで調べたら内湯の浴槽は58度あるらしい。
殺す気かーーーーっ!!

奥にある露天の方に入ってみたらヌルめで一安心。
ここの温泉は入湯後に白いタオルで体を拭くと茶色い染みがついちゃうほど。
だが刺激は低めでじっくりつかれる良き温泉。
すっかり体がほぐれたので再び新潟市街へ。
当然、東北に来たら日本酒を飲まないわけない。
 
やってきたのは狭い路地裏にある隠れ家的居酒屋「のみすけ」さん。
お店オススメの地酒とともにおツマミを進めていくぜ!

純米出来立て酒「北雪しぼりたて」と合わせるのは、佐渡カキフライ

ジュ、ジュ、ジュ、ジューーーシィィィーーーッ!!!

グレード非公開「涼暖 緑川」に合わせるのは、牛すじと青菜炒め

牛すじの旨味がギュッと凝縮されておる。
料理人の腕を感じさせる逸品だな。
 
新米新酒「〆張鶴 しぼりたて」に合わせるのは、越乃鶏蒸しシュウマイ

注文受けてから餡から作る本格シュウマイ。
これまたジュワワーッと旨味が溢れる。
思い出しただけでヨダレでる。
 
挑戦純米熟成酒「越の誉 新潟生もと」にはメガニ塩ゆででい!

カニ肉にカニ味噌を絡めてパクリ、そこへ日本酒を追い入れる・・。
サイコーーーーッ!!カニは日本酒に合わせるために生まれてきたのかよっ!!

濃厚純米酒「あべ ひと夏越し」には冷やしトマト肉味噌きゅうり


このトマト。もうトマトじゃない。フルーツの甘さ。デサートだよ、コレ。
肉味噌もまた日本酒に合うんだなー、これが。
 
最後は純米大吟醸「香る久保田」。
そして鶏の唐揚げカレー味真鱈の白子


なんだかチグハグな注文だね。もう6合目だからかなり酔ってるね。
でもどちらも美味し。
唐揚げにカレーの味付けするのは新潟の特徴らしい。
白子は言わずもがなの美味。

この日飲んだ日本酒はどれも爆美味だった。
東京では手に入らないレア地酒のオンパレード。
東北での日本酒飲みはこれだからやめられんのだわ。
 
このあと、痛めた足を引きずりながら、二軒目へと消えていった俺様であった・・。

(ラム酒飲みながら麻婆豆腐食べた記憶がうっすら・・)