は〜るばる来たぜ函館ーっ!!(4)

温泉で体を癒やした翌日。
俺様は函館市街へ向かった。
この旅にはもう一つの目的がある事を思い出したのだ。
函館と言えば夜景である。
函館山から望む函館市街の夜景を見ずに
人生を終わらせる日本人は親不幸とも言われている。
函館の夜景を見ずして帰路に着くわけにもいかずもう一泊する事にした。
その日の朝、まずは函館駅のすぐとなりにある朝市を冷やかしてみる。




アジアからの観光客がいっぱい。
どうやら観光ツアーのルートに組み込まれてる臭い。
添乗員風の人が店舗を案内している光景もチラホラ。
その場でイカを釣って食べるアトラクションもあったりして楽しげ。


混雑しているところはいいんだけど、
人の捌けた場所を通ると
「何探してんの?お兄ちゃん見てってー」
といった声がけがうっとおしい。
同じところを2度通ると
「探しもの見つからなかったんかい?」
みたいなメッセージが更新されてるし。
あんまりしつこいと客足減ってくると思うけどなー。

朝市の横にはどんぶり横丁広場も併設されている。



どの店もいいお値段。観光地価格ってやつだなー。
ミニ丼的なものでも1200円ぐらいする。
函館の雰囲気を楽しむには良いかもな。
 
そうこうしているうちに昼近くになった。
この日のランチは塩ラーメンが有名な星龍軒を選択。

開店30分前に着いたら先客は1組だけ。
俺様大勝利。
開店とともにカウンターに座し、塩ラーメンと半チャーハンのセットを注文。
その時点で店内は満席で外にも並んでいる人もいる状態だ。
やがて塩ラーメンがやってくる。

優しい味。脂少なめなのかな?
スープ飲み干しても健康被害なさそうな感じ。
本来の塩ラーメンてこういうのだった気がする。
でもちょっと味が足りなく感じたのでコショウで調整しちゃった。
ラーメンよりもむしろチャーハンが美味い!
シイタケの味わいとタケノコのシャキシャキ感が生きた日本的なチャーハン!
 
腹も膨れたので夜景の見える時間まで観光と洒落込むぜ。




こちらは金森赤レンガ倉庫だ。
いわゆるインスタ映えする景観。
ただし、現在でも倉庫として使われているわけではなく、
中身はドラッグストアやレストランなどが入っているようだ。
 
次に函館最大の娯楽スポットにやってきた。
そうだ。

北島三郎記念館である!!
歌謡界のリビングレジェンド北島三郎
そんな御大の歴史を追う事が出来る至福の施設が北島三郎記念館なのである。
ルートに沿って案内係の人が
北島三郎エピソードを語りながら進んでいくスタイル。
 
例えば北島三郎が高校生のとき、
汽車に乗って函館市内まで通っていた・・

なんていうシーンでは、このように実際のセットが組まれており、
まるで北島三郎の人生を追体験しているかのような気分にさせてくれる。

そしてスターを目指した北島三郎、船に乗って東京へ。

北島三郎は四畳半の部屋で
管理人の娘さんが差し入れるカレーを食べていたとか。
その人が今の奥さんだとか。

北島三郎は当時点在していた小さなスナックをまわり、
流しの仕事をしていたという。
当時の繁華街が再現されたセットを進む。



 
北島三郎がこれまでリリースしたレコードを眺めながら進む。


 
そして最後は北島三郎が登場して名曲「まつり」を披露。




 
短いルートではあるが、ストーリーがちゃんと組まれている良い記念館だったぜ。


 
サブちゃんのソウルを身に染み込ませて函館の旅は続く。
 
〜つづく〜