湯川は名の通り温泉場である。
歩く時間は1時間ほど。
途中、偶然「函館競馬場」の前を通るなどサプライズもあり、
やっと温泉に到着。
「ビジネスホテル 湯の川」というところで宿泊。
昭和初期を思わせる俺様史上最もレトロな施設だったが、
風呂は朝まで入れるし、温めな岩風呂は気持ちよかった。
温泉と朝食つきで4800円は破格だ。
トイレと洗面所は共同なので、
トイレ行くたびに鍵を閉めて出ないといけないのは面倒だが。
温泉で体を温めた事だし、近くの居酒屋で心も温める事にした。
目をつけていたとある居酒屋について話そう。
俺様は数日前に予約の電話を入れた。
俺様「20時から予約お願いします」
店主「20時だとわからないので、当日の1時間ぐらい前に電話してもらえますか?」
そう言われたので風呂入る前の19時頃に電話する。
店主「いま満席なんですよー。え?20時?何とも言えませんねー。」
予約制度意味ないじゃねーか・・。
その後、同店に行ってみるが、20時半で満席のようだった。
その近辺をさ迷って辿り着いたのが「松よし」という居酒屋さん。
先程とは打って変わって客は俺様しかいなかった(^^;
カウンター席に座してまずはビールを頼む。
うん!ジョッキが凍っていて美味い!
お通しもちょうどいい〜。
さて、おつまみだ。
まずは函館なので刺し身三点盛りを頂こうか。
天然ブリ、マダイ、ボタンエビ。
気候の変化で今まで獲れていた魚介が穫れなくなってきた反面、
天然のブリが穫れるようになってきたんだって。
確かにブリ美味い!
続いて豆ヤリイカ煮。
函館と言えばイカが有名。
(市内だと直前まで生きてたイカをさばく活イカ刺しがよく見られる)
だけど今年は不漁らしい。
また、10月ぐらいのイカは成長し過ぎちゃって味がボケてるとのこと。
最高の活イカを食べるなら6〜7月に来るといいよ、と。
へぇ〜、色々と面白い話が消えるなぁ〜。
天ぷら盛り合わせはエビ、ナス、シイタケ。
エビが甘くてうめぇっ!!!
エビもうちょっと追加すれば良かった。
最後は店主オススメのむきエビワイン蒸し(バジル風味)。
オススメだけあってこいつも美味いぜ。
うむ。どれも一人呑みを盛り上げる一品であった。
日本酒が宮城県の一の藏本醸造辛口しか無かったのはかなり残念。
俺様は現地の日本酒で地産地消を楽しみたいタチだからな。
さて、これだけでは函館の夜は終わらない。
まだシメを食べていないのだ。
俺様が入ったのはコチラ。
創業昭和34年のあん太郎食堂さん。
看板にデカデカと書かれた「元祖がごめ昆布ラーメン」に魅了されて入店。
サッポロクラシック生を飲みながらラーメンを待つ。
そして運ばれてきたのがこれ。
食べてみる。ん?変わった麺だな。中華麺じゃ無いっぽい。
冷麺的な食感だ。
聞くと店主が昆布を練り込んだ自家製麺だとか。
とにかくこのスープが香ばしくて美味い。
半分ぐらい食べた頃にとろろ昆布を投入。
そして麺が無くなった頃にライスを投入してスープを残らず頂く。
ああー美味かった。かなり上質のシメになったぞ。
パンパンに膨れた腹を擦りながら、再び温泉へ。
〜つづく〜