PSVRレビュー(2)

コードの邪魔さ
PSVRからPS4に伸びているのは太めの1本だけなのだが、
ヘッドフォンのコードも邪魔になる。
それらのコードが体に触れるので、
バーチャル空間では存在しない触覚が常にあるのはよろしくない。
せめてヘッドフォン端子がPSVR本体にあればと悔やまれる。
とりあえずの処置としてはコード類を背中側に流す。

映画を観てみる
PSVR用のコンテンツ以外を見る場合、
その画像はVR空間上のスクリーンを見る事になる。
イメージ的には映画館の席から目の前のスクリーンを見ているような感じ。
これで映画を見てみる事にする。
この日のために開封せずにおいたルパン三世カリオストロの城ブルーレイ版だ。

鑑賞を始めてすぐにPSVRのレンズが曇った。
体温や気温のコンディションが悪いとレンズが曇る模様。
これは不安要素だ。
そのたびに外して眼鏡クリーナーで拭き取らなければならない。
視聴の迫力はなかなか。
映画館で見ている感覚。
だが視聴しているうちにスクリーンが少しずつ左にズレている気がする。
そのたびにコントローラのオプションボタンで視点の正面にスクリーンを戻す。
1時間ほどして頭が蒸れてきたので視聴終了。
2時間もたなかったなぁ。PSVRは映画視聴には向かないかも知れない。
 
専用ソフト以外を遊ぶ
ちなみに当たり前だがこの環境でPS4の通常ゲームもプレイ可能だ。
映画館を貸し切って大画面でゲームを遊ぶような感覚を味わえる。
試しにダライアスを遊んでみたのだが、これ凄い。
3画面筐体で遊ぶ以上に広がりのあるステージ!
正直、通常のテレビの方が遊びやすいし、画質も劣化しているように思えるが、
これは一度体験しておくべきだ。

さらに凄い事にPSVRPS4以外の機器に接続する事も出来る。
俺様はPS4からHDMI端子ケーブルを抜き、レトロフリークへと接続した。
ファミコン、PCエンジン、メガドライブスーパーファミコン・・
といったもののソフトタイトルを色々と遊んでみた。
どれ遊んでも凄い迫力。
その中でも背景が黒ベースの
ギャラクシアン」や「グラディウス」といったタイトルは、
これ専用にリメイクしたんじゃないかってほど効果大。
立体視でもないのにスプライトが浮き出て見えるし。
それと良かったのが「弟切草」。没入感高過ぎ。

新型PS4は必要か?
4K画像に対応した新型PS4
それでないとPSVRは本領を発揮しないなんて噂もあった。
実際にそっちでプレイしてみないと比較できないが、
少なくともパワー不足を実感する事はないかな。

装着感
ファーストインプレッションはまずまず。
それほど締め付けもない。
HMZ-T1を体験したときはレンズのズレが気になったが、
PSVRはまったくそれは感じず。
最初は装着に手間取ったが、慣れてくると帽子を脱ぎ着するように容易になる。

電源切り忘れ問題
ゲームを遊び終えたとき、PSVRPS4両方の電源を切る必要があるが、
PSVR側の電源は忘れやすい。


さて、次回は遊んだソフトタイトルのファーストインプレッションをご報告。