オラ、生きてた!

俺様が20年働いていた会社が8月いっぱいで清算となったのは以前ここで書いた。
その会社で働こうと思った大きなきっかけの一つに一人の人物がいた。
その人は業界で名を残している人で、
「こういうレジェンドと一緒に仕事をしてみたい」と思ったわけだ。
(その前の会社は若手ばっかりで、みんなで試行錯誤するような会社だったからな)
だがそれから20年。
アミスはあったものの、とうとうその人と一緒に仕事をする事もなく会社は終焉。
なんという事だ。こんな皮肉は運命ってあるのか?
 
自暴自棄となった俺様はただただヤケ酒をあおる毎日。
そんなとき、一通のメールが届いた。
前述したレジェンドであった。
「キミが興味持ちそうな会社を紹介できるけど説明聞いてみる?」
俺様はその会社に訪問する事にした。
会議室のようなところに通された俺様。
そこには偉そうな人達が5〜6人並んでいた。
自己紹介をする俺様。
すると俺様の履歴書を見て一人が呟いた。
A「〇〇プロジェクト?・・これ俺、担当してたぞ。」
B「俺も関わってた!」
C「俺なんかこの会社に通ってたぞ。」

なんとそこに並んでいた偉そうな人達は、
20年前に俺様が働いていた会社のクライアント達だったのだ!
A「採用」
俺様「は?」
B「ユー、来ちゃいなよ」
俺様「えーーーー!」
この話、まったくの偶然。
そもそも前々会社とレジェンドはまったく関連性が無い。
運命とはまったく恐ろしいものだ。
まるで手繰り寄せられるかのように俺様の戦場は決まっていく。
人は運命の因果律からは逃れられないのではないかと思った一幕。