わが青春のPCエンジン(14)「マジカルチェイス」


マジカルチェイス
(パルソフト)
1991年11月15日/横シューティング/7800円

全6ステージ構成。
ほうきに乗った魔女っ子を操作して進む横スクロールシューティング。
魔女っ子の周囲に2つの星の精が追従している。
通常この星の精は魔女っ子の動きに合わせてショットの向きを変える。
(プレイヤーの操作とは逆向きに可変する)
Ⅰボタンを押すと星の向きが固定され、
IボタンとⅡボタンを押し続けると通常ショットの方向も固定される。
(この操作がわかりにくいんだよね)
このゲームでは連射は不要だ。
押しっぱなしで弾を撃ち続ける。
強力魔法を使うときにⅡボタンを連続2回押す必要があるので、
連射すると有限の魔法を使ってしまう(^^;

ショップの存在はこのゲームの大きな特徴。

ファンタジーゾーン』のようにステージ中に浮いているショップに入ると買い物が出来る。
敵を倒して集めたお金(クリスタル)を使って、
ショットのバリエーション、魔法、回復、最大体力UPといったものを買う。
ショット購入に関しては難あり。
購入しなければ実際の使い勝手がわからないが、
いざ購入してしまうと前の装備に戻せない。
ステージ1からやり直すしかない。
 
バイタリティ制で、全てのハートが無くなるとゲームオーバー。
そのためか敵の攻撃が素早く激しい。
だが、ヌルゲーマーに優しい親切設計のおかげで遊びやすくなっている。
壁にぶつかってもダメージにならず、
スクロールに挟まってもハートが減るだけで済む。
コンティニューは無限。
ステージの最初からやり直しだが、
購入したアイテムやお金は継続なので、
もう一度お金を集め直し、
ショップで万全の状態にしてボスに挑める。
 
ドットの質がとても高くキュート。
カラフルな色使いでステージ全体もデザイン力が高い。
また、擬似三重スクロールや拡縮するボスなど、
技術的なアピール度も強いし、
BGMも軽快で耳に心地良い。
 
開発はクエスト。
このゲームリリース直後に販売元のパルソフトが倒産した事で初回生産分しか出回らなかった。
そのため多くの“マジカルチェイス難民”を生み、
雑誌PCエンジンFANで受注生産で販売するという特例まで生んだ。
生産数関係なくそれだけの価値がある内容だった。
ちゃんと作られ過ぎててツッコミどころが無いのが寂しいけども(爆)
 
難易度は3つあり、一番簡単な「らくらく」だとステージ3で終わってしまう。
今回は2番目の「わくわく」でクリア。
最終ステージの体力回復無しのボスラッシュは厳しかった・・。
(ラスボスに出会うまで体力が削られるとアウト)


 
STAFF

PROGRAM

TAT,P
ASM
MASA.H
M.OGAWA

DIRECTOR
NIGORO

C.G.DESIGN
SUGURU.T
NIGORO

MUSIC AND SOUND

REZON
YmoH.S

SPECIAL THANKS

YAZ
TOBEI
MACHIMO
G.MIWA

PRESENTED BY QUEST