カレー番長への道 〜望郷編〜 第65回「フレンチカレー スプーン」

今日は西荻窪にある「フレンチカレー スプーン」にやってきた。

ここはフレンチ出身のシェフが作るオリジナルカレーの店。
粉やバターを使わず、フォンドボーをベースにしたカレーらしい。
中はカウンターのみ。
ラストオーダーぎりぎりで到着したのだが、
それでもお客さんは7割ほど入っていた。
俺様はメニューに目を通し、スペシャルカレーを注文。
いわゆる全部入りだ。
それほど待たずにカレーがやってきた。

ライスは13穀米。
白米に変える事も可能だが、ここは郷に入っては郷に従った。
まず肉が美味いっ!
スプーンの上でほどけて舌でトロける。
苦味走った大人のお味。
赤ワインでじっくり煮込まれている。
そして野菜がしっかり野菜だ。
ゴホウやカブが口に入れるたびに主張してくる。
野菜の甘味と香ばしさが「俺はここにいるぜ」って。
このカレーは具が主役。
ルーはそれらを絡めるためのアンダーボスだ。
後半は温玉を崩してリニューアル。
うむ、1600円と高額なれど、
満足感がそれを感じなくさせる手の込んだカレーであった。
美人の店員さんの笑顔に胸キュンしちゃって
カバンを店に置き忘れちゃった事は他言無用でお願いするぜ。