ナチュラル・ヘンタイ・マスター

深夜までの仕事を終えて、終電近くで帰路についた。
駅へ向かう帰り道、膀胱が放水を訴えた。
俺様は最寄りのトイレへ寄り、出すべきものを出した。
そして下ろしたズボンを履き直し、
ベルトをしめようとしたときに事件は起こった。
グイッとベルトを引っ張ったそのとき、

留め金部分から千切れた・・。
もはやベルトは利用不可能。
そしてこの時間ではベルトを売っている店は無いと思われる。
俺様はベルト無しでズボンを履き、
ズリ下がろうとするのを必至でおさえながら満員電車へ。
もし電車が揺れるなどしてこの手を離そうものなら、
俺様は変態行為手当で檻の中へと移送されるであろう・・。
南無阿弥陀仏