カレー番長への道 〜望郷編〜 第56回「うどん」

今日は品川駅すぐの東京中央卸売市場でやっている
「東京食肉市場まつり」に行ってきた。

一口だけ食べれる試食コーナーに信じられない長蛇の列。

これ2時間ぐらい待つんじゃないか・・。地獄だ。
そして12時を前に全ての試食受付が終了していた。
このイベントのメインは食肉の直売にあるみたいだねぇ。
肉を食わずに早々に撤退。
腹を満たし損ねたので、
五反田へ移動して以前は週一で通っていた「うどん」へ。

店内はほぼ満席。
相変わらずの繁盛でなにより。
俺様は奥に空いている席へ座り、店主の挙動を見守る。
この店では店主が聞くまで注文をしてはいけないのだ。
一人で調理してるからね。
注文を受けたかどうかは水を出したかどうかで判断している。
ここで少し事件が起こる。あとから俺様の隣にきたお兄さん。
前の客がカウンターにあげた飲みかけの水をおもむろに取り、
ゴクッと飲んでしまった!
マジかよ!
もう一口飲んでるから
「それ前のお客さんの飲み残しですよ」と告げる事も出来ず・・。
店主も「あれ?お水出しましたっけ?」と困惑している。
まあ・・どんまいw。
さて、注文。
たまにしか来れないから、つい定番メニューを頼んでしまう。
ニンニクポークだ。
今日はトッピングにチーズと焼きトマトもつけてしまおう。
そしてライス大盛りだ。計1300円。
店主一人でやってるので、
カレーが出てくるのは遅いが、全く苦ではない。
むしろ待ってるみんなで「店主がんばれ!」という目をしている。
みんなうどんのカレーに魅了されているのだ!
そしてカレーがやってくる。

トッピング分で溢れてしまうのか、ルーが2つに分かれてやってきた。
この誠実さよ。
そして口に運ぶ。
やっぱり美味ぁぁぁぁぁぁい!!!
スパイスと油の絶妙配合から生まれる旨味の奥深さ。
そこにライスとチーズを投入したときの甘味。
トマトも邪魔せずオーケストラを彩る。
そしてゴロッと入ったポークのジューシーなこと!
中盤に差し掛かったらタマゴの黄身を割って溶け込ませる。
よりマイルドになって第二楽章を奏で始める。
「美味い美味い美味い美味い美味い♪」と口の中で楽譜が躍る。
最高だ。店を出た後の余韻まで最高だ。
「夢民」無きいま、キング・オブ・カレーは「うどん」だと再認識した。
帰り際、興奮を抑えるために新宿ベルクでガソリン注入。