ファミコン『天地を喰らう』挫折・・

発売当時プレイしていて、結局クリア出来ていなかった。
最近再プレイを始めていたのだが、
ひどい結末になった。


 
最初に少しだけこのゲームを紹介。
1989年5月19日にカプコンが発売した
ファミリーコンピューター向けRPGだ。
ドラゴンクエストのようなフィールド探索式のコマンド選択型バトルで、
出現するほとんどの敵武将を仲間に率いれる事が出来たり、
定番のパラメータを兵力、策略、兵糧などに置き換えて
再構築しているのがユニーク。
天地を喰らう』は本宮ひろ志三国志を下敷きにした
ファンタジー漫画であるが、
本作には原作に出てくるような魔物が登場するわけではなく、
「桃源の誓い」から「司馬懿との戦い」まで
三国志の歴史そのものをゲーム化してようとしている。
当時、まだそれほど三国志を題材としたゲームも少なく、
それらのキャラクターを使ったRPGというだけでも魅力があった。
惜しむらくは、レベルアップによって成長するキャラクターは
固定化されていること。
それ以外の武将をどんなに使い続けても、初期パラから成長する事はない。
結局は決まったメンバーでゲームを進めざる得なくなる。
また、死んだ武将の復活、フィールド移動中の兵士数の回復、
街へのワープ、兵糧の補充・・
など進行中に必須な要素が道具の使用でしか補えなかったりして、
それらがとても面倒な作業になっているのも難点である。

さて、そんな『天地を喰らう』だが、
毎日少しずつプレイしながら第8章まで進めたんだ。
(ちなみにこのゲームは9章で完結するみたい)
レベルは55ぐらい。
天敵である司馬懿との戦い。この戦いに負け続けた俺様。
司馬懿は自分が死にそうになると兵力をすぐ回復する。
そうこうしているうちにこちらの兵力がみるみる無くなって全滅するパターン。
意を決して俺様はレベルをたんまり上げる事にした。
兵力が増えるとそのぶん兵糧が減るのたが、背に腹は変えられない。
で、長時間かけてレベルを上げ続けた。
たぶんレベルが58ぐらいになったそのとき、
経験値のケタが文字化けし出した。
そして次のレベルアップで、戦闘終了後、
レベルが10ぐらいまとめて上がるようになる。
そしてレベル表示も文字化け(^^;。
嫌な予感がしつつもゲームを進める。
数回の戦闘ですぐレベルが上がる。
ボタン連打し続けてもレベルアップメッセージがなかなか終わらないぜ・・。
退却コマンドを使ってなるべく戦闘を避けつつも先に進んだが、
ついにあるとき結末を迎える。
戦闘終了後のレベルアップメッセージ。
ついにはメッセージ表記までおかしくなり始める。

怖いよ〜。
そして画面を抜けると、通常の画面すら壊れた・・。

俺様はそっとファミコンの電源を切った。(T_T)

思えば88でプレイしていたウインキーソフトの『天地を喰らう』も、
パラメータのバグで挫折したのだった。
何かこの世のものでは無い力が働いている・・
とでも言うのだろうか?