ファイナルスノーを求めて

今年はまともな雪が都内に降らなかったなあ。
このままだと冬を越した気分にならないので、雪を求めて越後湯沢へ。

やはりほとんど雪は解けている。
気温もポカポカしてるもんなあ。
俺様はへぎそばをたぐりながら作戦を考える。
合わせた日本酒は湊屋藤助だ。

ダメ元で山の上へ登ってみるか。

風が涼しく心地良いが寒いってほどでもない。
ん?遠くに何か巨大なものが・・。

でた!
今年最後のジャイアントスノーマン!!

どうやら俺様に別れの挨拶をするために
残りのパワーを使って留まってくれていたに違いない。
さらば友よ。来年また会おう。
巨大な友人はボタボタと汗を流しながらニッコリと笑った。

雪との挨拶も終わったので、山を下りて温泉へ。
湯沢は駅周辺にいくつか共同浴場があるのだが、
その中から“駒子の湯”を選択した。

いい湯ではあるのだが、なにより熱い。
温泉は体をほぐしに来ているので、
ぬるめのお湯に長時間浸かっているのが好きだ。
サウナとかあればまだローテーションも楽しめるが、
ここは純粋に浴槽のみ。
のぼせそうになったのですぐ出てしまった。
休憩所で一眠りしたら夕方になった。
ここまで来て日本酒を飲まないのはバチが当たるってもんだ。
俺様は居酒屋へ。
越後湯沢は山の中にあるのだが、日本海の魚介がよく流通されており、
魚介の美味しいお店も多い。

まずはこちらお通し。
ひとまずビールで内臓をリフレッシュさせて準備を整える。
ここから本番。

山菜天ぷらの盛り合わせ。
この時期に現地でしか食べられない山のご馳走。
サクサクして苦味もあって香ばしくて最高。

いわしのたたき。
鮮度が活きてる。

いかの一夜干し。
日本海側はイカが美味いんだよねぇ〜。

小アジの唐揚げ。
うん、これは熱いうちに食べるべしだ。
そしてメインはこちら・・

のどぐろの一本焼きじゃーい!
なかなか獲れない日本海の高級魚。
塩が丁度良くきいていて、味わい深いねぇ〜。
ちなみにその間に日本酒は、鶴齢、長者盛、上善如水、
〆張鶴、八海山、緑川・・
など地元とその周辺の新潟酒をあらかた頂いた。

どの日本酒も澄んだ味で抜群に料理に合いますぞ。

翌日は秘湯として名高い群馬県法師温泉“長寿館”へ。

創業明治8年、全館木造の歴史のある温泉だ。
こちらはぬるめのお湯で、じっくり浸かってられる。
こうでなくっちゃ!
浴槽は混浴になっていて、
女子高生らしき女子が俺様の近くに入ってきたときはドキッとしたぜ。
酒と温泉に満喫した旅であった。