ウルトラヒーローズ

今日は天王洲アイルの銀河劇場でやっている
『ウルトラヒーローズ THE LIVE アクロバトルクロニクル』に行ってきた。

言っちゃえばウルトラマンのヒーローショーなのだが、
トップアスリートによるアクロバット
プロジェクションマッピングなどを駆使した演出で
ヒーローショーを越えたヒーローショーを目指したライブになっているとのこと。

特設サイトを見る限りでは、このライブのターゲットはよくわからなかった。
既存のヒーローショーのように子供相手のショーなのか?
それともマッスルミュージカルのような
全年齢を対象にしたショーにウルトラマンの世界観を使用したものなのか?
会場についてみると、客席はほとんどお子様。
やはり既存のウルトラ視聴者に向けたもののようだった。

こちらは物販コーナー。

会場限定のアイテムもチラホラ。
子供がメインの客層なので、
記念撮影コーナーや射撃コーナーなどお祭り状態になっている。
その中にウォーターサーバーのセールスがいたりするのは何だかなーと思ったが(^^;
俺様はとりあえず会場限定のクリアファイルをゲットだぜ。

開演に先立って登場する前説役の人。
この人、けっこう活躍してたなぁ。
途中、客いじりとかも小慣れてたし。

入場時に希望者にはウルトラブレスという光るブレスレッドがレンタルされる。
これが演出と連動していて光る色が変ったり、光りが消えたりする。
子供は物語に一緒に入ってるようで楽しいだろうなぁ。

ストーリーが始まると突然ウルトラバトル!
レオ、80、タロウ、ゼロなどが登場。
鳥肌立ちまくり。
いやぁカッコイイ〜。
今のヒーローショーって目とかカラータイマーとかが眩しく光ってるんだねぇ。
場面が暗くなってもそこが光ってて絵になるんだこれが。
それにしても各ウルトラヒーローのキャラ作りも細かく守られていて感心する。
ウルトラマンだったら猫背構えとかね。
レオはレオらしく、タロウはタロウらしく。
こういう細かいこだわりがショーの質を向上させているんだと思う。

バトルの攻防にはもうちょっとバリエーションが欲しい。
例えばウルトラ本編の名場面にもあるような
投げ技や固め技なんか織り交ぜると良いかも知れない。
(ウルトラマンの場合、武器が使えないから
余計に体術のバリエーションは必要になってくる)

トップアスリートによるスタントアクションは、
主に体操系のジャンプなどを応用したものだった。
特にベリアル役のZENさんの動きがキレキレで、見応えあり。
だがワイヤーアクションとかもっと大掛かりなものを期待してしまっていたので、
その点では物足りなさも感じた。

プロジェクションマッピングはイマイチ。
プロジェクションマッピングというと
平面を立体的に見せる目の錯覚を利用した演出を想像するけど、
このライブでは半透明のスクリーンに演出を投影しているだけのように思える。

巨大怪獣が登場する圧巻のクライマックスは見応えあった!
ウルトラヒーロー達との別れが名残惜しくなるほどに。

全体的に90分という時間は長尺に感じた。
3900円でこれより短いと割高に感じてしまうのは置いといて、
ストーリーラインのやりとりをもっと短縮化してアクションに集約すると
もっとテンポよく印象にも残るライブになるのではないだろうか?
(ちなみにUSJのウォーターワールドは25分、東京ドームシティの戦隊ショーは30分だ)

とにもかくにも、こういうショーは子供が全力で楽しんでいる様を見るが幸せだ。
なぜたか目がうるんできやがるぜ・・。