朝時間が空いていたので新宿で下車。
カレーが食べたくなった。
時間は10時半。
目的の店でカレーを注文しようとしたら「カレーは11時からです」とのこと。
ますますカレーが食べたくなったので新宿をウロウロ。
そうこうしているうちに11時を過ぎる。
でも最初の店に戻るのもシャクだ。
そうだ!
久しぶりに「ガンジー」に行ってみるか!
と「ガンジー」に到着すると、なんと開店は11時半から。トホホ。
肩を落としていると、正面に「とんかつ・カレー」と書かれた古い看板。
大正10年創業の「王ろじ」さんだ。
何度もこの店の前を通ったことがあるが中に入るのは初めて。
まだ時間が早いのに、すでに何組かのお客さんがいる。
俺様はこの店の売りの一つにもなっているとん丼を注文した。
とん丼とはカツカレーの事らしい。
お品書きにあらかじめ
「とんかつを揚げるのに12分程度時間がかかります」
と書かれているのでじっくり待つ。
やがてカレーがやってきた。
これがとん丼かぁ。
ビジュアル的にはインパクトあるね。
小振りな器にカツが3切れ。
これで1000円か・・と思ったけど、トンカツ定食は1750円もする。
そうか、ここは高級トンカツ店だったのか。
ルーはまさに昔ながらの昭和の定食屋風。
粉っぽいルーにソースかけて食べるあれ。
まあこの場合、最初からソースかかってるけど。
トンカツの肉質は良さげだけどちょっと揚げ過ぎな気もするなぁ。
(これは好みの問題だが)
それにしても漬け物が美味い!
味の濃いカレーの箸休めにも最適だ。
これは王ろじ漬というオリジナルらしい。
長い間店を維持している事には敬意を表するが、
時代に合わせた変革も必要ではないかと思ったひと時であった。