自転車タクシー

都営バスで昨年十二月に試験的に始めた
渋谷−六本木間の終夜運行を十月末で終了する事になった。
利用者数が低迷し、平均1日9人ほどに落ち込んだという。

しかしながら、
交通機関が無くなる深夜はブルーオーシャンである事は間違い無い。
終電駅などは割高なタクシーに列が出来ている。
ならばコストを抑えたらビジネスになるのではないか?
そこで目をつけたのが自転車タクシーだ。
自転車タクシーならば初期投資を済ませればあとはほぼ人件費だけだ。
採算を計算してみよう。

自転車の平均速度はだいたい時速20kmくらいだ。
客がつかまらない時間やロスタイムを考慮して、
1時間内で10km走行する(お客を乗せる)とする。
ここで既存の自転車タクシーの料金を参照してみる。
初乗り500mで300円。そこから100mごとに50円追加だそうだ。
となると客一人あたり1km利用すると1時間で8000円の売り上げになる。
時給8000円。深夜0時から3時まで平日5日間のみの営業として、
月の売り上げは48万円か。
悪くない。悪くないぞ!