バカ映画大研究(41)「ゾンビマックス!/怒りのデス・ゾンビ」


ゾンビマックス!/怒りのデス・ゾンビ
ジャンル:アクションホラー
上映時間:98分
2014年オーストラリア映画
監督:キア・ローチ=ターナー
出演:ジェイ・ギャラガ

謎の流星群が地球に降りそぞき、
その影響で血液型がRH-以外の人間はゾンビ化してしまう。
整備工バリーは自宅に侵入したゾンビを撃退。
武器を手に妻と娘と一緒に車で逃げる。
なんだかやけに飲み込み早いぞ、この家族。
(事情知ってる伏線かと思ったら、ただ飲み込みが早いだけだったw)

車を走らせる中で妻と娘もゾンビ化。泣く泣く二人を射殺する。
妻と娘を亡くした悲劇の男・・マッドマックスみたいだぜ!
仲間を次々と失いつつも、プロテクターに身を包み、
改造車両で旅を続けるマッドマックス風のバリー。
一方、バリーの妹はガレージに避難しているところを謎の男達に監禁され、
ゾンビ達とともにマッドサイエンティストから人体実験を受ける。
その人体実験でなぜかゾンビを操る能力を身に着けた妹ww
その能力で監禁室を出ると、そこはなんと走行中のトラックの中だった!
そしてトラックの後ろには兄バリーの車が偶然ww
えー!奇遇だねーってわけで兄と合流した妹。
最後はなんだか荒廃世界の反逆ヒーローみたいになる二人であった。
おバカな設定を勢いでカバーしようとしてしきれてない怪作。
実はマッドマックス感はあんまり無い(爆)

 

 

警戒レベル:
f:id:g16:20210823112226g:plainf:id:g16:20210823112226g:plainf:id:g16:20210823112247g:plainf:id:g16:20210823112247g:plainf:id:g16:20211209173112p:plainf:id:g16:20211209173112p:plain

カレー番長への道 ~望郷編~ 第366回「タケウチ 神保町本店」

今日は神保町にある「タケウチ 神保町本店」でカレー修行だ。


人気店で、オープン時間から待機列が出来る。
店内は8席しかないので回転は遅めだ。
店内に案内されるまでにメニューを決めておこう。


この店は「煮込みハンバーグカレー膳」が有名だが、
そちらはどちらかというとハンバーグがメインなので、
カレー主体で味を確かめたい俺様は、
「TAKEUCHI海の二重奏」というあいがけカレーを注文した。
トッピングに温玉もつけたぜ。
やがてカレーがやってくる。


なんてインスタ映えするカレーなんだ・・。
お客さんに女子が多い理由もわかるぜ・・。
手前の海になっているのがバターチキンカレー。
クリィーミーでめちゃめちゃ美味い!
今まで食べたクリィーミーなカレーの中で一番かも。
そしてキーマカレーの方は挽き肉かと思いきや、
その正体はミンチしたエビ、イカ、タコ!
うわー、面白い!!
そして挽き肉に引けを取らない旨味。
こっちはけっこうスパイシー。
サプライズはこれだけでは終わらない。
ライスの上に野菜が乗っていると思ったら、これらは全てフルーツ!!
トマトに見立てたスイカとか、カブかと思ったらドラゴンフルーツとか!
梅干しも心憎いトッピング。
ナルトの乗った味噌汁も実は和風のスープカレー
この店、カレーがエンターテイメントだという事をわかってらっしゃる。
そしてこのカレーが1000円という良心価格。(温玉+100円)
まいりました。

やっぱりセガが好き第81回「メガパネル」


メガパネル
ナムコ
1990年11月22日/パズル/4900円

 


ナムコ初のメガドライブオリジナルソフトである。
当時のナムコ
PCエンジンでリリースしたタイトルはメガドライブには出さない」
という方針だったようで、
そのためかラインナップ会議でとてもタイトルが上がらないような
マイナーなアーケードゲームの移植だったり、
移植ネタ不足から生まれたであろうオリジナルゲームだったりが
メガドライブに散見されていた。
当時はメガドライブだけ冷遇されている事が残念だったが、
逆にそれが個性的なラインナップが揃うきっかけにもなっていた。
本作もそんなメガドライブでしか遊べないタイトルの一つだ。

 


本作は落ち物パズルを思わせる画面構成で、
縦11マス、横6マスのフィールドが設定されている。
7種類のパネルが積まれている状態でスタート。
積まれている状態で1箇所だけ隙間が空いており、
この隙間に隣接するパネルをスライドさせる事によって
パネルを移動させる事ができる。
有名な「15パズル」と言われているパズルゲームを応用したルールだ。


この操作を使って縦か横に3つ以上同じ種類のパネルを並べると消える。
時間とともに下から次の列が競り上がる。
一番上の段までパネルが競り上がるとゲームオーバーになってしまうので、
そうならないようにパネルを消していく。
ただし闇雲に消していけば良いというわけではない。
例えばこの状態。


フィールド右側に1枚パネルが縦に積まれてしまっている。
これではパネルをスライドさせても順番を入れ替える事ができない。
何も手立てが無いまま詰んでしまう。
このゲームはこのような状態になる事が頻繁に起こる。
そうならないためには、なるべく均等に平らに消していく事だが、
そうそう上手くいかない。
パズルの難度が高いがゆえに
落ち物パズルに必要な爽快感が薄く、
コンボを狙うような余裕も無いように思える。(俺様がヘタなだけか^^;)

 

ゲームモードは「EXERCISE」「PIN-UP」「VERSUS」の3つ。
「VERSUS」は対戦専用。3本勝負。
このモードだけ相手を攻撃するアイテム、防御するアイテムが登場するらしい。
対戦で遊んだ事無いから知らんけどw

 


「EXERCISE」は画面右に表示された条件を満たすとラウンドクリアとなる。
特にこれといった演出はなく淡々とラウンド30まで続けなければならない。
積むと即ゲームオーバー。
手詰まりになりやすいこのパズルでこの淡々とした構成は悪手。
開発者もそれに気づいたに違いない。
そこで登場するのが本作のメインである「PIN-UP」モードだ。


このモードでは画面左でパネルを消すと、
右の画面で同じ縦列の上から爆弾が落ちてきて積まれたブロックが壊れる。
するとブロックの裏に隠されている美少女グラフィックが見えていく。
そう、このゲームは脱衣パズルゲームだったのだ!
(脱がないけど)
地味で淡々としたパズルゲームを美少女目当てに頑張る。
そこに美少女があるから地味でも頑張れるのだ
しかしながら、所詮はナムコ
所詮は家庭用ゲーム機。
猫においかけられてる絵とか、


犬とドライブしている絵とか、


毒にも薬にもならない絵ばかりw。
たまに混ざってる微エロもこの程度だ。
↓↓↓

 

だがこのゲーム。
30ステージもあるのに3回ミスしたらゲームオーバー。
最初からやり直し。
飴とムチのバランスおかしすぎる!(^_^;

せめてナムコギャルズ(ワルキューレとかワンダーモモとか)の絵にするとか、
クリアするとアニメーションするとか、
もうちょっとご褒美の旨味を底上げしてくれないと
モチベーション維持が難しいわ。

スタッフロールは無し。
スタッフの名前のかわりに
登場する美少女の名前と年齢が流れる。

名前知ったとて(^^;

今日のチョイ呑み(165)「とっとり・おかやま 新橋館」

読者諸兄はホルモン焼きうどんというものをご存知だろうか?
兵庫県佐用郡佐用町及び岡山県美作地方中東部のご当地B級グルメで、
名前の通り、「ホルモン焼き」に「うどん」を絡めた料理である。
俺様は一度も食べた事が無い。
兵庫も岡山も遠いからなかなかチャンスは少ない。
ふと調べてみると、新橋にある岡山県(と鳥取県)のアンテナショップで
ホルモン焼きうどん」が食べられる情報を得た!
俺様は全ての用事を投げ売って新橋へと向かった。
ホルモン焼きうどん」はディナーメニューにしか無いらしいので、
17時ちょい前に到着。

ここは1階がショップ、2階がレストランになっている。
俺様はレストランに着席し、念願の「ホルモン焼きうどん」を注文した。
すると・・
「今日はホルモン切らしているので“ホルモン焼きうどん”は出来ないです」
・・・。
・・・。
・・・。
えーーーーっ!!!
ホルモンて切らしてる事あるのかよ・・。(^^;
しかもディナー営業開始の時点で無いって事は仕入れて無いって事かよ・・。
なんなら1階のショップで冷凍ホルモンあったぜ・・。
この日の全てが吹っ飛んで真っ白になる俺様。
ここは気を取り直して、他のご当地メニューでチョイ呑みする事にした。

 


まずはビールを飲みながら何をツマミにするか考える。
ビールのアテには干しワカメがついてきた。
おもしろーい。

 


コレしか無いっていうツマミを発見。
それが「岡山・鳥取 特産品10点盛り合わせ」
この10点をチビチビ食べながら、
岡山と鳥取の地酒を飲み進めるぜ!

岡山の特産品は、ままかり酢漬け、干しがらえび、
しゃりしゃりレモン、牡蠣の燻製、焼き穴子
鳥取の特産品は、烏賊麹漬、砂丘らっきょう甘酢漬け、
とうふちくわ、あごのやき、赤天

いずれも“ザ・酒のツマミ”だよね~。
しゃりしゃりレモンが面白かったなぁ。
一見、裂きイカみたいなんだけど、味はしっかりレモン。
そしてちゃんとツマミとして成立している。

試した日本酒は岡山の地酒「極聖 純米吟醸
そして鳥取の地酒「千代むすび 純米大吟醸 強力40」

 

アンテナショップでちゃんと酒飲んだのは今回が初めてだったけど、
アンテナショップ呑みも悪くないなと思ったぜ。

「ザ・マン・アイ・ラブ」シナリオログ


ザ・マン・アイ・ラブ
(シンキングラビット)
1987年4月/AVG/7800円

 


「鍵穴殺人事件」「道化師殺人事件」「カサブランカに愛を」「マデリーン」
といったコマンド入力式のミステリーアドベンチャーゲーム
一目を置かれていたシンキングラビットがリリースした
ミステリーアドベンチャー第5弾。
タイトル画面には「DISK MISTERY #4」と表記されている。
もしかしたら「マデリーン」はミステリーじゃないからノーカウントなのかも。

ゲームはこれまで同様に動詞+名詞を日本語で入力して進める方式。
場面の絵と所持アイテムの絵が画面上部左右に表示され、
画面下はメッセージが表示される。


画面は全てモノクロ。
これはスペック的な問題ではなく、
カサブランカに愛を」から引き継がれた雰囲気作りの一環である。
さて、今回のシナリオログでは、読みやすさを優先し、
入力したコマンドは必要なときにしか記載しないものとする。

 


私は、キッチンへコーヒーを取りに行き、デスクに戻った。
デスクからオールド・フレスターの瓶を取り出し、なみなみとコーヒーに注いだ。
私がコーヒーを飲む時は、いつもライかコーンのウイスキー
もしくはブランデーで飲む。

 


今日最初の依頼人がやって来たのは、私がコーヒーを半分ばかり飲んだ頃だった。
「最近私の妻に、やたらと脅迫めいた電話がかかってくるのです。
何故かつきとめて下さい。」
「誰が犯人かは、私にはわかっているのです。」
「私ですよ・・でも何故そんな事をするのか、わからないんです。
引き受けて下さいますか?」


私は、依頼を断った。
自分を医者だと思い込んでいる患者を正気に戻す様な事は、私の仕事ではない。
キッチンへ二杯目のコーヒーを取りに行き、デスクに戻ると電話が鳴った。
「盗まれた宝石を取り戻して下さい。7日前の晩、盗難に遭いました。
すぐに警察に届けましたが、まだ何の手掛かりもないんです。
捜査を依頼できますか?」

>依頼 引き受ける
「それでは、詳しい事は私の家でお話しする事にしましょう。
家はベイ・ショアのハーバーから外洋に面した海沿いに建っています。
番地は26-Aです。」

私は依頼人の名前を聞いて受話器を置いた。
依頼人の名はミズ・マクガイア。

私は引き出しを開けた。
アメリカン・ハードボイルド・ディテクティブ・ノベルズがある。
私は本を手にした。
>読む 本
Killer in the Rain BY RAYMOND CHANDLER
We were sitting in a room at the Berg lund.
I was on the side of the bed, and Dravec wes in the easy chair.
It was my room.
Rain beat very hard against the Windows.
They were shut tight and it was hot in the room and I had a little fan going on the table.
The breeze from it hit Dravec's face hight up,
lifted his heavy black hair,
moved the longer bristles in the fat path of eyebrow
that went across his face in a solid line.

He looked like a bouncer who had come into money.
He showed my some of his gold teeth and said:
「What you go on me?」
He said it importantry,as if anyone who know a lot about him.
「Nothing.」I sand「You clean as far as I know.」‥‥

 

>行く マクガイア


ミズ・マクガイアの家だ。


マクガイア宅の玄関の前だ。


「どちら様でしょうか?」
>ライセンス 見せる
「マクガイア様から伺っております。どうぞ中へ…」
男は“執事”だと言い、私を居間へ案内した。


「マギー・マクガイアです。」
「7日前の21日の晩、何者かが忍び込み、
宝石類と1万5千ドル程の現金を盗んだのです。

次の朝、金庫を開けて気が付きました。勿論、金庫はロックしてありました。
警察にも届けましたが、まだ‥。」
「盗まれた宝石類の中にサファイヤの指輪があります。
現金や他の宝石は諦めますが、
サファイヤの指輪だけはどうしても取り戻して欲しいのです。

私はもう年ですし子供もいません。主人は、結婚して間もなく戦争で失いました。
サファイヤの指輪は、その主人がくれた結婚指輪で、
たった1つのあの人の想い出なんです。」

「あの指輪と共に死んで塵になる時、再び主人に逢えるような気がするんです。
愚かしい事かもしれません。しかし、他に何も信じるものがないのです。
何も信じられなかったらどうして生きていけましょう。」
マクガイアの頬を涙がつたった。
その場限りの愛情を金で売る女もいれば一人の人間を一生愛し続ける女もいる。
想い出に埋もれて暮らすには彼女の想い出は少なすぎた。
ミズ・マクガイアは、そういうと盗まれた宝石の鑑定書のコピーをよこした。
私は、それを受け取った。
いずれにも、ハリトン・アンティック・ファニチュアという
骨董商の名が記されている。


「主人がサファイヤの指輪を買ってくれたお店です。
店はセント・マークス・ブレイスにあります。
他の宝石も、そのお店で買い求めたものです。」


マクガイアに通された部屋は、金庫以外に何もない広い部屋だった。
「確かにダイヤルはロックしてありました。間違いありません。」
ダイヤル・ロック式の金庫だ。無理に開けられた形跡はない。
私はプロの仕事だと直感した。

>行く 骨董商


ハリトン・アンティック・ファニチュアの前だ。
私は店に入った。


「探偵の方でしたか。私に何か?」
「ロバート・マコールと申します。」
銀色の髪に、銀色の口髭の痩せた、しかし金持ちの年寄りという感じの男だった。
「3日前、警察の方がお見えになって、
何でもミズ・マクガイア様のお宅から
私どもの店でお売りした宝石が盗まれたそうで‥」

「マクガイア様は、大変御贔屓にして頂いている方ですし、私も大変驚きました。
なにしろ、マクガイア様が指輪の台座の修理にいらっしゃって、
お直ししたすぐ後の事でしたから。
マクガイア様には、大変お気の毒です。」
「サファイヤの指輪は30年前に当時1万ドルでお売りした物で、
大変価値のある品でして、
今の金額になおしますと15万ドルは下らないでしょう。」
「マクガイア様にお作りしましたブローチは、アクアマリンを使ってあります。」
「マクガイア様にお売りしたダイヤの指輪は、
当店でしか手に入らないオリジナルの作品でございます。」

 


オフィスに戻ると電話が鳴った。
「今しがた警察から電話でサウス・ブロンクスの37丁目のアパートで男が殺され、
その男が盗んだ宝石の一つを握りしめていたと言うのです。
私は、これから確認のために警察へ行きます。」
ミズ・マクガイアは、それだけを言って電話を切ってしまった。


サウスブロンクス37丁目のアパートの前だ。
「何だ、お前は‥」
私はライセンスを見せマクガイアの依頼を受けている事を言った。
「男の名前はジェームス・ターナー
5年前、銀行に入って捕まり、最近シンシンの刑務所を出所した盗っ人だ。
これは私の推理だが、恐らく分け前の事か何かでもめたのだろう。
共犯の野郎と殺りあってターナーは殺され、そいつが宝石と現金を持ってづらかった。
死体を発見したのは、このアパートの住人でレニーって奴だ。
午前7時頃、マリファナを分けてもらいにターナーの部屋へ行ったらしい。
ドアを開けると、そこに血みどろのターナーが倒れていたそうだ。
殺されたのは、22日の午後10時から12時の間。
ターナーは5年前、銀行強盗で捕まり、最近刑期を終えて出所した。
その時の仲間は二人いたが、一人はまだ刑務所にいる。
もう一人はもうこの世にはいない。

俺たちは今度の事件にもターナーに仲間がいたと考え、
ターナーの交友関係を調べてみたが誰も浮かんでこなかった。
どいつも、れっきとしたアリバイがあるんだ。
レニーの話しには嘘はなさそうだ。先程、事情聴取も済んで部屋にいる。202号室だ。
さっき、署から無線で死体が握っていた宝石は、
やはりミズ・マクガイアが盗難にあった物の一つだという事だ。
彼女の確認も取った。」


警察は、私をターナーの部屋に案内し
「部屋の物をいじくるな!」と、くどい程言って降りて行った。
勿論、承知した訳ではない。


ターナーの部屋だ。
安っぽいソファーとテーブル、汚れた白い壁。
ドアは、部屋と部屋とを結ぶためにだけ、
その汚れた壁に取り付けられているような物だった。

テレビの上にはアンテナ、ジュウタンには血がこびり付いたままになっていた。


私はアンテナを取った。


バス・ルームの中だ。
汚いバスだ。カーテンは水をはじく素材だが、随分汚れている。
床には排水口とその蓋が見える。
私は排水口の蓋を取り除いた。


私はアンテナの先を曲げた。
手ごたえがあった。確かに何かがある。私は数回試み、成功した。


アンテナに引っ掛かったのは、サファイヤの指輪だった。
ミズ・マクガイアから依頼を受けた物だ。

>行く 202号室


「何だ、あんた?」
>見せる ライセンス
「何だい今度はシェイマスか!」
「俺はレニーっていうんだ。」
ターナーは友達だ。」
「俺はターナーマリファナをもらおうと思って、奴の部屋に行ったんだ。
ノックしたけど返事が無かったんだ。
ドアに鍵が掛かってなかったからよー、
てっきり部屋でラリってんだと思って開けてみたんだ。

ところが、奴はうつぶせで倒れていたんだ。血だらけでよー。
俺は、何も知っちゃいないぜ。もういいだろう。」


私はレニーにアッパーを食らわせた。
「何で俺を殴るんだ!俺が何したって言うんだ。」
私はレニーにアッパーを食らわせた。
「これだろう?ターナーの脇に落ちていたんだ。」
そう言ってレニーは、ポケットからブローチを出してきた。
私はブローチを取り上げた。

>行く 201号室


ドアの向こうで、ケンタッキーなまりの英語が、
「ちょっとまって下さい」と言った。


ドアを開けると、いきなりフライパンやら瓶が飛んできた。
私は危なくフライパンの餌食になるところだった。

>行く 警察


警察署の前だ。


「どうしましたか?」
私はライセンスを見せて、ミズ・マクガイアから依頼を受けている事を言った。
刑事は担当の者を呼んでくると言って奥へ行った。


ターナーは5年前、銀行強盗で捕まり、最近刑期を終えて出所した。
その時の仲間は二人いたが、一人はまだ刑務所にいる。
もう一人はもうこの世にはいない。

俺たちは今度の事件にもターナーに仲間がいたと考え、
ターナーの交友関係を調べてみたが誰も浮かんでこなかった。
どいつも、れっきとしたアリバイがあるんだ。
そいつらの裏も取った。
わかったのはターナーは近頃じゃバウワリーをうつろいていたという事だけだ。

念のためバウワリーの連中にも当たってみたが、だめだった。
バウワリーの連中は、多かれ少なかれまともでない。
奴らはヘロインの臭いのする乳房を吸って、銃をおもちゃに育った連中だ。
俺達でさえあそこに行く時は一人じゃ行かん。
酒臭いアスファルトと抱き合って、死ぬのは御免だからな。
こいつはターナーの写真だ。あった方がいいだろう‥。」
私はターナーの写真を受け取った。
>聞く レニー
ターナー殺しを通報してきた男だ。」
>聞く ダイヤ
「ああ、あのダイアは間違いなくマクガイアの所から盗まれたやつだ。
確認を取って返しておいた。」

「まあ、張り込みや尾行でもしてせいぜい頑張んな。」

>行く バウワリー


バウワリーはまさにゴミ溜めだった。濁った空気と何千何万の瓶の欠片や、
ブル・リングの食い込んだアスファルトと酒の臭いが鼻を突いた。
通りにはフリークと言う名のバー、コニーズインという名のバーそれと、
もう一軒サベージと書かれたバーの他に、
ピットというチャイニーズ・レストランやドラッグストアがある。


フリークの前だ。
本日休業と書いてある。


サベージの前だ。
私はドアを開けた。


「いらっしゃいませ。」
私はライセンスを見せようとした。
しかし彼は、判っているとばかりに振り向こうともしなかった。
>聞く 名前
「ジェームス・ギルフォード、57歳の年寄りですよ。」


ここで一杯やるのは必要経費だ。
私はジンとローズのライム・ジュースを半分づつのギムレットを注文した。
私はギムレットで喉を潤し、バーテンダーに金を払った。
私はバーテンダーに金を払って、フォアローゼスを瓶で買った。


コイーズインの前だ。
私は汚い身なりの男に近寄った。
「俺はここんところスニーキー・ピートしか飲んでねぇんだ。
たまにはフォアローゼスぐらい飲みたいもんだ。」
私は酒を渡した。
「ベンソンって言うんだ。実は俺はスパイだったんだ。
近頃じゃ引退しちまったがね!
昔はソ連の行政執行委員のメンバーや
発狂した科学者の野望を打ち砕いた事もあるんだぜ。」

ターナーって奴なら何人も知ってる。で、どのターナーの事が知りたいんだい?」
>見せる 写真
「あれは確か9日前だったから、19日だ。
この店で、髭をはやした初老の男とルディーが話しをしていた。
俺は側のテーブルで飲んでいたんだが、何を話していたのかはわからねぇ。
ただ初老の男は、
ルディーに向かってターナーに会わせて欲しいと言っていたみたいだ。

ターナーとは親しい訳じゃないけど、
この店にはちょくちょく飲みにきていたから何度か話しをした事がある。」

「ルディーはバアワリー・ストリートの東一丁目のボロアパートに住んでいるよ。」
「ルディーと話しをしていた男は知らねぇ。見た事がない顔だよ。
白髪混じりで黒い髭を生やして、
眼鏡をかけた痩せて60才くらいの男だった。」
「そうだ。宝石の事ならあいつに聞けばいい。ギルフォードだ。
いまは堅気だが昔はたいした奴でよ。盗品をさばく腕はピカイチだったんだ。
特に宝石関係の目利きでは、奴の右に出るものはなかった。
何か頼みたかったら俺の事を話してみな。力になってくれるぜ。」

>行く サベージ


「ベンソンからの紹介だって?しようがないな。あの酔っぱらいは‥。
わしはとっくに足を洗ったんだ。仕事はしないよ。」
私は彼に事件を説明し、悪い事をしてもらう訳ではない事を伝えた。
「分かりました。今回だけと言う事なら。で、どの宝石です?」
彼はそう言った。
>見せる サファイヤ
「……おや?」
バーテンはしばらく指輪を見た後、
「良くできてるが値打ちはありません。これは偽物です。」
彼は、返しながらそう言った。
「ただのガラス玉です。それは‥。
宝石は永年、見てきましたから‥。」

>行く コニーズイン


男が一人、カウンターを背にしてテーブルの男と何か話している。
カウンターの奥ではバーテンダーが、疲れ切った表情でうつむいている。
カウンターの女は30をちょっと過ぎたくらいだろうか、私には情婦に見えた。
私は初老の男の事、ターナーの事、ルディーの事について客に聞いて回ったが、
手掛かりは得られなかった。

>行く ピット


チャイニーズ・レストランの前に行くと、
皮のジャケットから胸毛を剥き出しにした男が近づいて来た。
男は、私の足の先から頭のてっぺんまで、なめるように眺めている。
「ステキよ!あんた..私、クリストファー通りの男に飽きちゃって、
あんたみたいな人捜してたの。あんたって、とってもいかしてるわ。」

>行く ドラッグストア


「探偵が薬屋に何の用だ?薬を買いに来たんじゃないのかい?」
私はアスピリンを買い、薬屋の主人に金を払った。
アスピリンを飲んだところで頭の回転が良くなる訳ではなかった。

>行く ルディー


ルディーのアパートの前だ。
1階の廊下だ。部屋は101~104まで4部屋ある。

>行く 101号室


「くだらねー事でドアをドンドン叩くんじゃねー。」
「ゆすり屋が俺に何の用だ。」
「俺は、これから出かけるんで忙しいんだ。」
彼は私を無視してさっさと出て行ってしまった。

>行く 上の階


2階の廊下だ。部屋は201~204まで4部屋ある。

>行く203号室


「どちら様ですか?」
>聞く ルディー
「このアパートにもその名前の住人が一人いる。
会えるかどうかは君の努力次第だと思うがね。」


私は自慢のストレートをを一発放った。
「暴力によっては何も解決されない。
全ての人は迷い出て、ことごとく無益なものになっている。

善を行う者はいない。一人もいない。
あなたの喉は開いた墓であり、あなたはその舌で人を欺き、
あなたの唇にはマムシの毒があり、あなたの口は呪いと苦い言葉とで満ちている。
あなたの足は、血を流すのに速く、あなたの道には破壊と悲惨とがある。
そして、あなたは平和の道を知らない。あなたの目には、神に対する恐れがない!
さあ、殴りたければ、いくらでも殴りなさい。」

>行く204号室


「我懐疑的、不知訪問客。用件不要的即帰路着。
役満対対大車輪翻一大三元四暗刻国士無双緑一色天宝一色三色三暗刻小三元
中国四千年歴史。
偉大中華料理美味。少林寺拳法強。」
>殴る


中国人は、鋭い叫び声を上げて飛び上がると私の頭をめがけてキックを放った。
キックはまともに私の首に命中し、私の首は鈍い音を立てた。
私は廊下に蹴り出された。

>行く201号室


「何だよ、おまえは...」
「シェイマスが俺に何の用だ。
俺はあんたにせびり取られるような銭は1セントだってもってねーぜ!」

>聞く ターナー


ターナーの名を出した途端、男は私を跳ねのけて階段を飛び降り逃げ出した。


走りたくなかったが、そうも言ってられなかった。
私は階段を飛び降りルディーを追って走った。


すぐに追い付いた。私はルディーの襟を絞め上げ、
ベルトの間にさしてあった銃を見つけて取り上げた。
ターナー?何の事だ。」


私は、ルディーの顔面に左のフックを食らわせた。
「何しやがる!こんな事してただですむと思うなよ。必ず思い知らせてやる!」
私は、ルディーの顔面に左のフックを食らわせた。
「勘弁してくれ‥殴らねーでくれ‥」
私は、ルディーの顔面に左のフックを食らわせた。
「何でも話すよ。だからもう殴らないでくれ。」
「ある男に、金をやるから金庫を開けた事のある奴を紹介しろって言われたんだよ。
それでターナーと会う段取りをつけてやった。
それと、一度も使ってない銃が欲しいと言われたんで、用意してやった。
あんたが俺から取り上げたのと同じやつさ。
サタディ・ナイト程安くはないが同じくらい出回ってる。
それに命中精度もそれ程悪くないんだ。
そいつ、俺に2千ドルも金くれてよー、それだけだぜ。」
>聞く 男
「会ったこともない男だ。
メガネを掛けて白毛混じりの黒髪で顎髭を生やした50半ばぐらいの男だった。
言っとくけど殴ったって無駄だぜ!本当に知らない奴なんだ。」

>行く 警察署
あわててルディーは逃げて行った。


「またお前か。で、何かつかんだのか?」
>見せる ルディーの銃
「アイバー・ジョンソンだな。そのタイプだよ。ターナーの頭を吹っ飛ばしたのは。」

>行く セントマークス
私は店に入った。


>見せる 指輪
「これは私どもの店でお売りした‥。」
そう言いかけたマコールの言葉をさえぎって、
私はこの指輪が偽物であることを指摘した。

彼は明らかに動揺していた。
「ど、どう言う事か私には‥。」
彼は暑くもないのになぜか汗をかいているようだ。
>見せる ルディーの銃
「そんな物は知りませんな。もう、帰ってくださらんか!」
私はマコールの店を出た。

>張り込む


すぐにマコールが現れた。
マコールはキャデラックのドアを開け、乗り込んだ。


マコールは、車で走り去った。


マコールの車は1ブロック先の信号で停止している。


私は止まっている車に近づいた。
男は一瞬こちらを見たが、すぐに読みかけの雑誌に目を落とした。
>ノック
男は面倒臭そうに窓を開け「何か用か?」と言った。
>見せる ライセンス
「あんた、探偵だったのか..で、俺にどんな用だい?」
>尾行


私は、信号で停止しているマコールの黒いキャデラックを示して、
尾けてくれと頼んだ。
私たちはマコールの車の後を追った。
一区画に一軒、やがて二区画に一軒、そのうちに家は全くなくなった。
もっとも、舗装された道路はとっくの昔に終わっていた。


私は男に礼を言い、1ドル紙幣を5枚渡して車から降りた。


マコールは車を降り、トランクを開け、スコップを取り出した。


私はColt45.Automatic.Model1911を手にした。軍隊で支給された時のものだ。
マコールは慌てた様子でスコップと格闘している。


私は銃を構えてマコールに近づいた。
マコールは一度私の持っている銃を見てから落ちている袋に視線を戻した。


袋の中にはかつらと銃が入っていた。
アイバー・ジョンソン・モデル66、ターナーを殺した銃だった。


私はマコールのネクタイを解き、後ろ手に縛って後部座席に放り込んだ。
私はキャデラックを運転し警察に向かった。

 


マコールは一ヶ月前、ミズ・マクガイアに指輪の台座の修理を頼まれた時、
初めてあれが偽物だという事に気が付いた。
30年前まだ若かった彼は、
その指輪が偽物だという事を見抜けずに売ってしまっていた。

マコールは指輪を偽物のまま修理して返して、いつかそれがばれるのを恐れた。
そして、このキャスティングを思い付いた。
こんな事が判ると店の信用は地に落ちる。
かと言って、本物のサファイヤに付け替えるには最低15万ドルは必要になってくる。
しかも見て分からない程、そっくりなサファイヤなどあるはずもない。
いずれ分かってしまう事だ。
超一流の美術商にとってこんな不名誉には堪えられなかった。
以前から、マコールはミズ・マクガイアが宝石を金庫に入れている事を知っていた。
ところが、彼ではあの金庫を開ける事はできない。
彼は、かつらと眼鏡で顔をごまかしバウワリーへ行き、
金庫を開けられる人間を捜した。

バウワリーに住んでいる連中は多かれ少なかれ、まともじゃない奴ばかりだ。
そしてルディーと知り合い、
サウスブロンクスに金庫に詳しい男がいる事を聞き出した。

ターナーだ。
マコールは、サウスブロンクスへ行ってターナーに会い、
ミズ・マクガイアの金庫から金と宝石を盗むように頼んだ。
マコールは、初めからターナーを始末するつもりだった。
マコールは、盗ませた宝石を買い取るための現金を持って
ターナーの部屋に出かけ奴を殺し、

サファイヤの指輪だけ浴槽の排水口に捨てた。
サファイヤの指輪を排水口に捨てた事は迂闊だった。
しかし、最も迂闊だったのは、私に銃を見せられて不安になり、
始末を急いだ事だった。


私は盗まれた宝石をミズ・マクガイアに返し、事の真相を説明した。
深く孤独が刻みこまれた顔、銀髪に青灰色の目がじっと私の顔を見つめていた。
やがて、ゆっくりと微笑むと彼女は私に「有難う。」と、ひとこと言った。
彼女はしばらく指輪を眺めていたが、やがて偽物の指輪を大切そうに指にはめると、
しっかりとその手を握った。青灰色の瞳に涙が溢れた。


だが、しかし、悲しい涙ではなかった。
それは、彼女が一番大切にしている想い出を取り戻した懐かしさと喜びの涙だった。

THANK YOU FOR YOUR ADVENTURE MIND.
WE ADMIRE YOU AS AN EXCELLENT DETECTIVE.
WE HOPE TO SEE YOU AGAIN.
#4 THE MAN I LOVE.

 

次回作の「ジャック/ラスベガス連続殺人」は
コマンド選択式にシステムが変わったので、
コマンド入力式のアドベンチャーゲームは、本作が最終作と言えるだろう。
モノクロの画面にアメコミを思わせる独特のイラスト、
そして鼻の大きなデフォルメが強い主人公。
シンキングラビットのアドベンチャーの中でも
特に個性が強いビジュアルだと思う。

これまでのシンキングラビットアドベンチャーは、
作者である今林宏行さんの作家性が色濃く出ていたが、
本作はシンキングラビット主催シナリオ・コンテストの優勝作品
ゲーム化したものであり、シナリオの作風がこれまでと違って感じるのもそのためだ。
独特のビジュアルもシナリオとともに送られてきたグラフィックを
そのまま流用したものらしい。

ゲームはこれまでのコマンド入力アドベンチャー同様に、
即ゲームオーバーになったり、
後戻り出来ずにハマったりする事が容易に起こる理不尽さ。
このゲームが発売された1987年というのは、
ジーザス」や「イース」といったゲームが登場し、
ユーザー体験の変換期とも言える時期である。
そんな時代性の中で本作は
時代に逆行した幕末の武士のような存在であった。

余談だが、モノクロ画像が特徴的な本作だが、
X68000版は色がついている。
そっちはそっちで不思議な味わいがある。


X68000版の画面

ラーメンはたまに食べるぐらいがちょうどいい(73)「ら~めんBUBU」

今日は茅ヶ崎駅からすぐのところにある「ら~めんBUBU」でたまのラーメンだ。


店内はU字型のカウンター席。
券売機で食券を購入。
この店はつけ麺が有名という事を聞いたのでつけ麺を選択。
つけ麺は「あつもり」と「ひやもり」が選べる。
暑い日だったので「つけめん ひやもり」にしてみた。850円。
やがてつけ麺がやってくる。


けっこう特徴的なビジュアル。
平打ち縮れ中太麺。
麺の上には山盛り白髪ネギ。
その上に青ネギと揚げ玉がトッピングされている。
大きめな海苔が2枚。
スープもまた変わっている。
スープの上に溶き卵と揚げ玉が浮いている。
これはもう創作つけ麺と言って良いだろう。
麺をスープに浸して食べると、
もちもち麺にスープがよく絡む。
ベースは“とんこつ”なんだけど、
様々なトッピングによって“とんこつ”の主張は抑えめに
ジャンクな味わいが広がる。
こういう方向性も悪くないぜ~。
変化球のつけ麺だけどしっかり美味い。

バカ映画大研究(40)「ゾンパイア」


ゾンパイア
ジャンル:ホラー
上映時間:81分
1972年アメリカ映画
監督:レイ・ダントン
出演:アンドリュー・プライン

 

原始信仰を続けている島。
そこの文明を調べていた教授が殺された。
その息子が島にやってきて、
700年間眠り続けている吸血鬼の話を聞く。
棺の下敷きになった父を取り出すために棺を開けてしまう息子。
そんで、女吸血鬼が復活して血を求めるのだが、
映画が進んでもほとんど被害は広がらず。
最終的にはやっと主人公に牙を向いたと思ったら、
松明で火をつけられ大火傷。


さらに村人に囲まれて怯えている間に杭を打たれて轟沈するのだった。
ショッカー戦闘員並に弱ぇ・・。
700年の間に伝説が大きくなり過ぎていたらしい。(^_^;

 


ちなみにパッケージに描かれている
狼の頭をしたグラマー女は本編に登場しないし(爆)、
後ろにたくさん描かれてる狼も、実際には1匹しか出てこない(^^;

 

 

警戒レベル:

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